普段、名古屋駅や街中を歩いていると色んな姿勢・色んな歩き方を目にします。
かくいう自分の姿も、時にはそうやって周りから見られているかもしれませんが…
最近私が多く目にするのは、股関節を使わない歩き方や座り方をしている人。
患者さんの中にも歩き方を確認すると床を擦って歩く人が何人もいました。
足首痛い・膝が痛い・腰が痛い・股関節が痛い…と、それぞれに症状は違いますが、
普段の歩き方・使い方でどこにしわ寄せが来ているのかによっても症状が現れる場所は人それぞれです。
もちろん、股関節が使えていないからという理由だけが痛みの原因ではありませんが。
使い方で説明すると・・・
・前屈すると最初に背中を丸める動きをする
・スクワットすると猫背姿勢が強調される
・普段の立ち姿勢が骨盤後傾位
・椅子に浅めに腰かけて背もたれに寄りかかる
これらは基本的に股関節を極力使わないという方法を取っている方に多く見られます。
ちなみに「股関節は柔らかいから♪」というのはまた話が違います。
柔らかくても使わなければのちに錆びてしまうので同じような症状を引き起こす可能性が無いとは言い切れません。
股関節を使わなくなると動きが小さくなってしまいますので、可動域が狭くなってしまうのはもちろんですが
可動域の小さい部分は脂肪が付きやすくもなりますので注意が必要です。
たった1時間のトレーニングと残り23時間の日常生活を別物として捉えていてはむしろマイナスにしかなりません。
最近腰回りのお肉が気になり始めた方…
バレエやスケートで脚の上げ方に注意される方…
まずは普段の歩き方や座り方を見直してみるのも1つです。