トレーニング中の痛みを判別する


定期的にトレーニングを受けてくれるクライアントさんが数多くいらっしゃいます。

その中でも葵にトレーニングを受けられる方のほとんどは筋力アップが目的ではなく

効率良くバランスが取れて無駄な筋肉を使うことなく綺麗な姿勢を保ち、そこから競技やダンスといった動作がスムーズにできるようになるのが目的のトレーニングを行っています。

 

 

言葉だけではなかなか伝わりづらいのが悲しいところではありますが…

 

 

 

スポーツ選手やダンサーは常に最高のハイパフォーマンスが出来る身体でありたいと

コンディショニングやトレーニングを積み重ねています。

怪我をしてしまった時・・・

彼ら彼女らは痛みを取りたいから治療をするのではなく

痛みがあるためにハイパフォーマンスが出来ないから選択肢として治療を選びます。

しかし、時にこの「痛み」を除去する方法が治療では無い時もあります。

 

本人の身体の使い方が根本的に間違っていたならばいくら他力を使っても解決しません。

 

 

 

うちは接骨院ですが、治療が終わった患者さんがその先のトレーニングまで続けて来院してくださる場合があります。

そこでまず最初に行うことは、今までの間違った使い方を直すことです。

筋力をアップさせることでも筋肉を柔らかくさせることでも無く

どうして痛みが出てしまったのか何が自分に足りていなくて獲得しなくてはいけないのか…を

理解し使い方を改善させていきます。

その時に、筋力が弱いことが原因であればそのメニューを提供するし

硬さが原因であればそれに合わせたメニューを渡します。

筋力アップも柔軟性もこれらは目的ではなく手段の一つでしかありません。

 

最終的には無駄な力を動員させずバランスを崩さないでコントロールできるようになることが

それ以降の競技特性に沿ったストレングス&コンディショニングを

よりスムーズに且つ効率良く行えるようになっていきます。

 

 

【基礎的な運動能力】→【競技特性に合わせた技術力】

 

この順番をすっ飛ばしてガンガン競技練習ばかりやっていては自分の癖がついてしまい

そこから怪我へと繋がりかねません。

 

 

 

しかし、トレーニングの最中・自主トレの最中に痛みを訴える方も中にはいます。

リハビリメニューを教えた時に動くと膝・腰・足首が痛い!…とか

今まで問題なかったのに突然痛くなった…なんてお話とか。

(しかも少しキレ気味言われる時もあるんですよ。。。(T_T))

 

 

痛みが出たからすぐ医療機関!ではなく・・・なぜそこに痛みが出ているのか、自力でケア出来る範囲なのか

まず見極めてもらう力もお話させていただきます。

大概の自重トレーニングであればほぼ怪我はあり得ませんし、痛みも出ません。(筋肉痛はまたお話が別になります。)

その中で痛みが出る場合は、トレーニング以外の何かが原因またはトレーニング中の姿勢に原因があると考えます。

この辺りは人それぞれですからここで説明は出来ませんが・・・

 

 

 

身体の使い方だけでなく、ケアの仕方・痛みが出た時の対処法…

そういった身体と向き合う方法もぜひ学んでください。

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