呼吸は姿勢にも影響します


GWは大阪のスケーターたちにトレーニング指導を行ってきました。

 

その中で2人のスケーターから同じようなお悩みを伺いましたので、今日はそのお話をしようと思います。

 

大阪診療でのトレーニングに限らず体幹が弱いスケーター・ダンサーは結構います。

プランク姿勢を1分キープ出来ても

その姿勢に耐えられる強さと演技中に使われる強さはイコールとは言えません。

 

 

まず獲得してほしいのが

《呼吸》

 

呼吸が浅いタイプは、腹筋も弱いですし持久力もありません。

日頃から話し声が小さい子や座っている時にすぐ背中が丸くなる子は、お腹の筋肉を使えていない可能性が高いです。

ただ単に呼吸するのではなく、

「ゆっくり長く」や「しっかり吐き切るまで」とか…

他にも「胸式」と「腹式」の使い分けや、肋骨の動きを確認できているか…等

呼吸1つに置いても何を意識するかが大切となります。

 

当院は一番初めに獲得してもらう呼吸法として

『座位腹筋』というエクササイズを覚えてもらいます。

座ったまま胸式呼吸に合わせてお腹に力を入れられるようにします。

やり方はこちらを参考にして下さい。⇒ 【座位腹筋のすすめ】

 

もう一つの方法としては

風船を膨らませることが出来るかどうか。

お腹の力が弱ければ風船を膨らますことは出来ません。

小・中学生の場合、結果が目に見えて分かりやすいのでオススメです。

しかし、膨らませ方にも良し悪しがあるので

同時に姿勢もチェックしておく必要があります。

これについてはこちらのブログを参考にしてください。⇒ 【割れた腹筋≠使える腹筋】

 

ジャンプの姿勢で

肩がすくんでしまう

顎を引けない・引き方が分からない

といった上半身の使い方に問題がある子たちは

風船の膨らまし方もあまり上手ではないはずです。

 

 

腹筋は腹筋運動だけで強くなれるわけではありません。

正しい呼吸法を身につけましょう。