割れた腹筋≠使える体幹


以前にもブログで何度が話題にしてきました。

今回は【体幹】についてのお話です。

 

葵のトレーニングを利用してくださっているスケーターやダンサーの多くは

呼吸が浅く、体幹部を上手に操れていない子たちです。

「深呼吸をしてみて」と言うと・・・吸って吐くのにおよそ2秒。

 

これでは

「体力がない」

「疲れやすい」

「すぐ息が切れる」

と言われても仕方ありません。

 

体幹部には姿勢を支える筋肉呼吸に必要な筋肉があります。

呼吸が上手くできない子が

姿勢を鍛えるトレーニング(例えばプランク)で

お腹に力を入れると息を止めたまま体幹部全体を固定してしまいます。

 

これではしなやかさがありませんし、息を止めていますので長く続けられません。

この場合、実用的なトレーニングができていませんので

トレーニングメニューを変えた方が良いかもしれませんね。

 

先日、トレーニングを受けてくれた女の子は

審美系選手ということもあり、体脂肪量が少ない体つき。

お腹の脂肪が無いために、筋肉が表面化していました。

はたから見れば、「割れた腹筋=体幹強そう」と思われがちですが

しかし、「割れた腹筋」「使える体幹」が必ずしもイコールではありません。

 

 

どんな子であってもまず最初は【風船チェック】を行いましょう

まずそもそも風船が膨らませられるか、確認することが大事です。

小学2年生で膨らませる子もいれば、大学生で膨らませない子もいます。

年齢が大きくなれば勝手に出来るようになるわけではありません。

 

風船を膨らました記憶が無ければ、大人も一緒にやってみましょう。

意外にも難しかったりするんですよ…

ポイントは≪とにかく膨らますこと!≫

膨らませることが出来ない子はとにかくやってみることが大事。

それが出来たら以前ブログでも紹介した姿勢を意識してみましょう。

 

参考ブログはこちら⇒ 【”楽=良い姿勢”ではありません】

 

ちなみに

声が小さい子や遠くまで届かない子は、お腹の力を使っていない場合があります。

力の入れ方がそもそも分からない為に、声が出ない子もいます。

声が小さいから「はっきりしゃべりなさい!」と言う前に

一緒に風船を膨らませてコミュニケーションをとってみるのも良いかもしれません。

 

 

「呼吸が浅い」「疲れるとすぐ肩で息をする」「姿勢がキープできない」

このようなお悩みはパーソナルトレーニングで解決できます。