足首と足指を使い分ける


本日は木曜日。審美系に関するブログとなっております。担当はトレーナー三輪です。

 

 

今日は足について。

 

現代の生活様式は昔と大きく変わりました。

1つ挙げるとすれば…

その影響を受けていると考えられるのが「しゃがむ」ことが出来ない子が多くなったことです。

 

しゃがめる?と聞くと…

 

つま先が外を向いてしまったり

そもそも踵が床に着いたままお尻を下げられなかったり。

 

理想はつま先が真っ直ぐ前を向いたまましゃがみきれること。

 

バレエやスケートをやっている子の中にもたまにいます。

必ずしも可動域があるとは限らないんですね。

とはいえ、ダンサーやスケーターには必要なもの。

 

先ほどのようにつま先が外に向いてしまうタイプは

プリエした時につま先と膝の方向が揃っていない可能性も考えられます。

しゃがみきれないタイプであれば

グランプリエですぐ踵が上がってしまいます。

 

また、足首の角度はルルベやジャンプの動きにも影響します。

しっかり角度を作っておくことが、怪我防止にもスキルアップにも繋がっていきます。

 

足首の角度を作っていくときに邪魔をするものがあります。

それが「足指」です。

 

長座位で足の甲がスネに近くなるよう角度を作ってみてください。

こんな感じ。

それが・・・

 

このように指が反りかえってしまう人。

足首を曲げているように見せかけて、指の伸展になっている場合は注意が必要です。

頭からの指令に対し、間違った筋肉が反応しています。

先ほどのしゃがみ込みをした時に、足の指が床から離してバランスを取っていた人はこの傾向が強くなります。

 

バランスを保つ際に必要なのは、足裏の筋肉です。これでは、足の甲を使っているため真逆の反応をしていることになります。

 

正しい足首の動きを見につけましょう。

方法はとっても簡単。

足の指を使わず、足首を曲げ伸ばしするだけです。

ポイントは足の指から動きださないこと。

曲げる時も伸ばす時も足指から動き始めたら意味がありません。

 

どの程度行ったら良いかは、踏み込み動作やしゃがみ込みで変化をチェックしてください。

上手くいけば5往復程度でも十分効果を発揮しますし、15回やらないとやっと実感しないという人もいます。

正しい使い方が出来るようにバレエシューズやスケート靴を履く前に試してみてください。

 

 

甲出しが上手くいかない

ジャンプの高さが出ない

回転系の軸が上手く取れない

こういった悩みの原因の1つにもなりえるのが足首の角度になります。思い当たる節を感じたらチェックしてみてください。