ジャンプと柔軟性


今シーズンはあっけない幕引きになってしまいました。

 

オフシーズンに毎年書いている記事です。

フィギュアスケーターにはお馴染みの野辺山合宿

そこで行われる身体測定の中にある

“ブリッジテスト”

 

 

やりかたは

仰向けになって体をそらせて両手と両脚で身体を支える

手の甲からかかとまでの距離を測定

柔軟性を評価するというもの

 

同時にブリッジの形、質的なものもチェック

これを将来の傷害予防のために評価しています。

 

体力測定の項目のうち2種類は

年ごとにプリオリティーが置かれる要素によって

内容がかえられています。

 

質的なものとはどういうことかというと

2枚の子供のブリッジ写真をみてみてください。

ポイントは膝、股関節、腰椎、下部胸郭

少し意図的にラインをひいてみましょう

 

曲がっている場所がちがうんですよね

上の子は股関節がしっかり曲がって

腰の骨も弓なりになって

胸部の下あたりもしっかり横にひろがっています

 

 

下の子は股関節がしっかり使えてない状態で

腰の骨の一部でパキッと折るようなブリッジ

 

質的なチェックというのはこういうものです

 

これがいいとか悪いとかではなく

こういう傾向がある子達がどのようなことが得意か

競技上、どのような傾向があるのかが

だんだんわかってきているのです

 

 

スケートで言うと

これが実はジャンプに関わる

 

 

ちなみに浅田真央さんは

どちらかというと、前者です

 

 

これで何を指すかはわかったのではないでしょうか?

別に情報を隠すことはしませんが、

こういうことは調べてみたらでてくるはず。

 

 

さてうちの院では毎週土曜日午後4時から

オルガ先生の柔軟クラスが開催されています

 

 

ここのところバレエや新体操などの子が多く

フィギュアスケーターは少数になりつつありますが

他競技の方と一緒にやることで得るものは大きいはず

 

体験もありますから一度参加してみてくださいね

 

 

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原因がはっきりしているけが(ひねった、ぶつけた、こけた等による痛みなど)→ 保険診療へ

特定の動きで痛みが残る、姿勢が良くないなどの長期にわたる痛み、原因のわからない痛みや違和感 → あおいラボ