先週の日曜日、NPO法人コンディショニング科学研究所が主催する
救急法に関するセミナーを受講してきました。
医療関係者やトレーナーは
このようなセミナーを受ける機会が一般の方に比べて多いかもしれません。
自動車学校で講習を受けて以来、心肺蘇生法の講習は受けていないという方もいるのではないでしょうか。
ちなみに東京の小・中学校の部活動顧問を担当している先生を対象にしたアンケートで
【自信を持って救急処置できる】と答えた先生・・・9.7%
【怪我した時に対応が出来る】と答えた先生・・・11%
救急処置については体育教員だけに絞って調査しても、1割に満たない結果だったそう。
体育の教員免許を取る際、大学の必修科目の1つとなっていますので知らない先生はいないはず。
しかし、学校でカリキュラムとされていても消防職員に任せてしまうケースが圧倒的に多いために
体育の先生でも救命処置を自信を持って教えられる先生は少ないのが現実なのだそうです。
私自身も、調べてみると平成26年に救急セミナーを受けて以来の講習でした。
過去に受けていると思っていても、気付けば4年前の話です。
私も「自信を持って救急処置が出来る」とは言えませんでした。
今回セミナーを受けてみて
「知らなかった情報が増えている!!」「これは聞いたことない!」
といった、新たな情報が増えていました。
情報はどんどん更新されていくので、定期的な再学習は必要なのだと再確認しました。
実は…
今年の4月、家の近くで交通事故の現場に遭遇しました。
バイクと歩行者がぶつかる事故が私のいた場所から50m離れた場所で起こり、すぐさま駆けつけて救急車を呼びました。
幸い歩行者の方は意識もありこちらからの呼びかけに答えることも出来たので救命処置をすることはありませんでした。
しかし、
もしこの事故で歩行者の方が呼びかけに答えられなかったら・・・
一次救命処置をしなければならなかったら・・・
今考えると冷静に対応できなかったと思います。
というより、当時すでに自分が少しパニックになっていました。
皆さんも自分自身に置き換えたとき、冷静に対応できますか?
今回セミナーを受けた時、一番初めに講師の方から問いかけられました。
『あなたは大切なひとの命を救うことができますか?』
もし自信を持って答えられない思う方
もう一度、救急セミナーを受講して適切な知識を身につけておきませんか?
実は各消防署で定期的に救急セミナーを開催しています。
名古屋市でも、市内の消防署で順番に行われています。
興味のある方はぜひご自身が住まれている市町村のHPを検索してみては?
ちなみに名古屋市の救命講習の案内ページはこちらから