今回は珍しく、おすすめ本の紹介です。
「ひざ・股関節の痛みは週1スクワットで治せる!」
この著者は現役の整形外科医の小島央先生。
小島先生は「筋肉ドクター」と呼ばれていて、先生自身は高校生の頃から筋トレをされています。
ボディービルダーを目指したわけではなく、身体をいかに効率的に鍛えるか、どうやったら有効に筋肉をつけられるかといったことに特化していたそうです。
その先生が、病院のリハ室を診たときに目の前にひろがった「いわゆるリハビリなるもの」に驚いたそうです。
「これは、全くなんの役にも立たない代物だな」
というのが率直な感想だったそうです。
筋トレを日頃からしている人からすると、効果のない運動をしている人が目につくものです。
特に日本人に多いのは、有酸素運動をだらだらやるとか、痛かったらやらないとか、時間をかけることがいいことだとか、ちょっとした勘違いだなぁというものが主流だったりします。
葵接骨院でも運動療法は教えますが、とっても短時間で回数も少ないので驚かれることがよくあります。
指示する回数は、最小限で最大限の効果を出す回数をお知らせしているからです。
また、一部の患者さんには小島先生が提唱するトレーニングを入れてからは、さらに運動はきつくなっているのにもかかわらず患者さんからの反応はいいんですよ。
「きちんと効果のあるものを教わることができてうれしい」
「きついけど、どんどんできるようになってうれしい」
と言った感想です。決して
「リハビリ時間が短くて心配」
と言われてことはないんです。
運動したから痛みが出たという人が初診の問診で言われる方がいますが、
そもそも、その運動をこなせるだけの筋力がない人がほとんどで、日頃安静にしすぎているからいざ動かした時に痛みを生みやすくなるだけなんですよね。
つまり、痛みの原因は動いたことによるものではなく、動きに耐えられるだけの筋力がないというのが本当のところ。
自分で弱らせた体は、自分でなんとかするしかない。
というのが小島先生のメッセージ。
治療を妨げる7つの勘違いの1つにも書かれています。
この他にも
画像診断は絶対正しい
注射をすればよくなる
痛みどめやマッサージで痛みが治る
痛いのはバランスが悪いからだ
歩けば筋力がつく
高齢者に筋トレはよくない
といって、これらの勘違いについてもお話がされています。
一般の方だけでなく、治療家やトレーナーさんにも読んでもらいたい一冊です。
勘違いだと頭で理解できたらぜひ、次は体を動かしてほしいなぁと思います。
もちろんしっかり指導させていただきますよー。
ほんとに運動が苦手、何からやっていいかわからない、いきなりきついのは心配・・・・という方が多いので、
短時間でできる姿勢改善プログラムをスタッフが作りました。
これで筋力アップというものではなく、とにかく、最初の動くというハードルを越えてもらうために作っています。
小島先生の書籍は絶賛Amazonでも発売中ですよ。ぜひご購入してみてくださいね。