風船でお腹チェック


 本日は木曜日。審美系のブログとなります。担当はトレーナー三輪です。

 

審美系と言っても、今日はさらに対象を絞って小さなダンサーさんにフォーカスします。

あおいのパーソナルトレーニングには、小学生のバレエダンサー・フィギュアスケーターも利用しています。

 

 

小学生のトレーニングはまず最初に共通のコアトレを覚えてもらうところからスタートします。

 

コアトレとして使用しているのが【コアキッズ体操

今年のフィギュアスケートバックアップセミナーの1つとしても、大人・指導者向けにセミナーを開催しました。

 

ここ最近コアキッズを教えていく中で、多くの小学生がつまづき、出来ずに悩むのが「グーパー運動」「えんぴつ運動

9つある運動の1番目と2番目になります。

写真で説明するとこんな感じに動きます。

 

 

あおいに一番初めに来院された時、お悩み事を問診に記載してもらいますが

「膝が伸びない」「肩が上がる」「姿勢が悪い」「つま先が伸びない」

この4つを目にすることがとても多いです。

 

しかし、膝や肩が原因ではありません。

そもそも腹筋が使えていない中で踊っていれば、四肢は思い通り動かせません。

とはいえ、風船を膨らませられない腹筋でプランク姿勢を取っても効果は十分に得られませんし、腰を痛める姿勢を覚えかねません。

 

小学生だけに起こったお話ではありません。

バレエを習っていて、トゥシューズを履いて踊っている高校生や大学生の中にも風船を膨らませられない子がいました。

風船を膨らますことが目的ではなく、その過程に必要な腹筋への力の入れ方や息の吐き方、またそれに必要なだけの強さが獲得されていくことが大事になります。

大人であれば【座位腹筋】という呼吸法の運動を用いたりしますが、小学生に同じことを伝えても大人の様には伝わりません。

目に見えて分かりやすい目標≪風船を膨らます≫に向かって何度もチャレンジすることで自然と腹筋が使われるようになります。

10歳で風船が膨らませられなかった女の子が2ヶ月かけて出来るようになりました。

力の入れ方も腹筋の強さも無かった子が目に見えて変わってきたことが分かります。

 

 

「膝が伸びない」「肩が上がる」「姿勢が悪い」「つま先が伸びない」

先生から指摘された…自分の子どもを見てるとそんな気がする…

まずは葵に来る前に風船を膨らませてみてください。

腹筋運動が出来ても呼吸が上手ではない子は出来ない場合があります。