ダンサーにとってのトレーニング


今日は木曜日。『審美系』に関するブログとなります。担当はトレーナー三輪です。

バレエダンサーのトレーニング指導をする中で気になるお話がありましたのでこちらでご紹介。

 

 

脚が太いとお悩みのバレエダンサー。

何が必要でどんなエクササイズが有効であるかお話をしたのですが

「踊りでは固めてしまうと動けなくなるって聞いたからここの筋肉は必要ない

とのこと。

 

ダンサーのお話はもちろん理解できます。

常にガチガチの筋肉ではスムーズな動きは出来ませんし、怪我の原因にもなります。

 

 

しかし、トレーニングをすればみんながみんな筋肉が硬くなるのでしょうか?

必ずしもそうではありません。

もしそうだとするならばエクササイズの内容や手段、ケア方法が間違っています。

多くの皆さんの頭の中には【トレーニング】=【筋肉が太くなって硬くなる】というイメージがあるのかもしれません。

それは「身体を大きくしたい人」「筋肉を肥大させたい人」いわゆるボディビルダーさん達が行うようなトレーニングメニューになります。

 

 

バレエダンサーがしたいのは?

バランス軸を安定させて自分の思い通りに動いても倒れない身体であったり

柔軟性も力強さも兼ね備えた身体であったり

さらにその先に「あの役をやりたい」とか目標や理想があると思います。

 

 

どういった使い方が正しいと分かっていても自分の身体で体現出来ていないのであれば

どこでズレが生じているのか見つけなければいけませんし、筋肉の弱さが原因なのであればもちろんトレーニングを行う必要があります。

 

 

あおいが行うトレーニングは、バレエ専門のトレーニングというわけではありません

ある程度のバレエ用語は理解できますので、会話の中でそれらを通して説明したりお話を聞いたりすることがあります。

しかし、直接的に動きに対して修正を加えるといったことはしません。

私自身、バレエの先生ではありませんので。

 

 

とはいえ、最近いろんな箇所で「バレエダンサーはスクワットが必要」というお話がされています。

スポーツの世界でスクワットは基本中の基本。

どんな競技であれど、ウェイトトレーニングのメニューに入っていないことが無いくらい当たり前。

バレエのためではありますが、バレエだから特別なトレーニングがあるわけではありません。

どんな競技・ダンスをしていてもその人にとってウィークポイントになるならそこを鍛える必要があるということ。

 

 

スクワットが出来なければ、プリエもルルベも上手く出来ない。

と、バレエダンサーのトレーニング指導を始めて日は浅いですが…何人もの動きを見て感じます。

 

 

お話が長くなってしまうので…

来週はよくあるスクワットの間違ったフォーム・やり方についてご紹介出来たらと考えています。

ぜひご参考にしてください。