ターンアウトとスクワット


私がトレーニングの中で特にこだわり、1つの指標としているのが「スクワットフォーム」。

今までも何度かスクワットに関する記事は書いていましたし、実際のトレーニング風景もご紹介してきました。

 

 

葵には大きなトレーニングマシンがあるわけでもボディメイクを主な目的ともしていません。

スポーツや日常生活における動作エラーを極力無くし、怪我しない使い方を身に付けてもらう・高いパフォーマンスを手に入れる等に繋げるためのトレーニングを行っています。

 

この目的の手段として…

重いモノを持ち上げる強度ではなく、本来正しく使うべき筋肉や関節の角度の正確性を追求しています。

 

 

自分の身体がどう動いていて、どの筋肉が使われていて…

これらの感覚がより身体に対して敏感になってくれるような選手であれば、それを感知しながらウェイトトレーニングすることを推奨します。

より強くならなくてはいけない時・身体を大きくしなければいけない時にフォームの正確性ばかり気にかけすぎては目的とズレてしまうので、時と場合にもよりますが。

 

 

 

身体がどう動いているかを理解してもらう1例で挙げられるのが【ターンアウト】

葵でトレーニングしているスケーター・ダンサーのほとんどはこの動きが苦手だと言います。

ターンアウトは、身体のどの部分を使ってどのように動くのか理解しない事には使いこなすことは出来ません。

そして、出来ない理由が【違う筋肉を使って動いているから出来ない】のか【使い方は合ってるのに筋肉が弱いから出来ない】のかによってもトレーニングの内容や動きを獲得するまでにかかる時間は変わってきます。

 

この2つのスクワット、皆さんからはどう見えますか?

分かりやすいように大げさに動かしていますが…

左は「ターンイン」右は「ターンアウト」を意識しています。

 

これを横から見るとこんな感じ…

左は「お尻が下がり上体もかなり前かがみ」右は「お尻が落ちず上体も起きたまま」

こういった姿勢に繋がってきます。

写真はありませんが、ターンイン状態で骨盤後傾にならないよう意識すると腰が反りやすくあばらが前に突き出たような姿勢になります。

 

一見、どちらのスクワットも出来ているように見えますが、「ターンアウト」という課題を解決させたいとしている場合どのフォームのスクワットを用いるのかで効果が変わってきます。

 

 

 

ちなみにこのスクワットがうまく出来ない人たちの傾向として挙げられる使い方はまだまだ他にもあります。

それはまた次の機会に…。


自己流でトレーニングやってたという人は動きのチェックすることも可能ですよ。