前回を読んでない方は→ 体脂肪を減らしたい その1
前回の【体脂肪を減らしたい】の最後に、
有害ミネラルを【脂肪で包み込む】というお話をしました。
さて、今回はそれがどういうことかと説明してみましょう。
体の解毒機能の主役はやはり“肝臓”です。
酒飲みが肝臓を壊す話はよく聞きますよね?
お酒も度を過ぎれば有害ですからね。
多くの有毒物質は水に溶けにくく脂に溶けやすいという性質があります。
水に溶けにくいので多くの有毒物質は簡単には排泄できないものですが、
脂肪組織に入った有毒物質は代謝などで遊離して血中に入り肝臓に運ばれて解毒され、
胆汁とともに腸管に排泄されていきます。
胆汁の働きは脂肪を乳化させて、リパーゼの働きを助け、腸からの消化吸収させることですが、
この中に、ビリルビンやコレステロールが代謝の産物としてでるだけでなく、解毒の分解産物でもあります。
もし、体の排泄機能が低下したり、過食や有毒物質の摂取が自分の許容値を超えると排泄しきれずに再吸収されて、
ふたたび脂肪細胞などに取り込まれてどんどん体に毒素を含んだ脂肪が膨らんでいくことになります。
単に“食べ過ぎ”で太るということでなく、毒素を体においておくために脂肪に取り込まれるということ。
体脂肪で包むということ。
その結果“体脂肪が増える”ことにつながるのです。
実は体を守るために、毒性を弱めるために、体脂肪で包んで数値的には増えているのだから、
毒素を単純に減らしてやらないと体脂肪は減らない。
そんなこんなで、これを引き出すことをしたいわけですが、
世の中にはいろいろな怪しいものを含めて“デトックス”というものがはやります。
有害物質は、脂肪に溶けやすいとお話しましたが、
これが問題なのは“脂肪”ときいて“皮下脂肪”とか“内臓脂肪”と浮かぶ方が多いと思いますが、
これ以外にも実は脳にも脂肪細胞はあるし、神経組織にもある。。。。。。もしここに蓄積されていったら???
“体脂肪減らして痩せたい”くらいのかわいいお話ではすまないということですよね。
まずは、有害ミネラルをできるだけ摂取しないようにという心掛けがまずは必要になってきますね。
最も簡単なのは私自身は
「無駄食いを防ぐ」
ということです。口から入れるものにいろいろな有害物質があります。
一つ一つを判別するのが難しいのであるなら、
まずは、
「無駄食いをやめる」
のが一番だと思っています。過食は健康にもよくないので。
また、葵接骨院では、体にとって必要なミネラル摂取は「スポーツミネラル」というのをおすすめしています。
同業者仲間では「仙豆」なんて読んでいたりしますよ(^^♪