治療を初めて受ける際にとても心配になるのが、通院期間だと思います。
すべての症状があてはまるわけではないですが、概ねの目安を記載してみました。
参考にしてみてくださいね。
- 急性期
おけがをした直後の急性期は、とにかく強い痛みがあります。処置が早ければそれだけこの急性期を抜け出すのも早くなります。おけがをして3日で痛みが引かない場合には早めの受診をおすすめしています。この時期の優先順位はまず、冷却と安静。
通常は1週間~2週間程度です。
2回目~3回目の受診で患者さんの日常生活と良好状態の維持程度を判断して次の亜急性期の通院頻度を決定していきます。
*この時期の通院の目安は2~4日に1回の通院。
- 亜急性期
急性期のような痛みがひき、内出血なども引いてきたころ。まだ日常生活には支障をきたす期間です。なんとなくの痛みではなく“ここが痛い”“こうすると痛い”というのが比較的痛みの場所や動きがはっきりしている期間です。
この時期からは積極的に運動療法の指導や、日常生活の指導が入ってきます。特有な動きはないか、生活の中でけがをしやすい動きがないか、などを考慮して、再発を未然に防げるように対策をしていきます。
*この時期の通院ペースは5日~7日に1回の通院
- 経過期
痛みはでるが、その間隔があいてくる時期です。患者さんにとっては、“いい日もあるし悪い日もある”というもどかしい時期です。また、一度痛みが消える時期があるので、来院しなくなるのもこの時期の特徴です。通常痛みがでるのはからだの機能の60%程度を切ったときですが、この時期は60%前後をウロウロしているため、痛みがなくても100%の回復を果たしているわけでなく、65%程度だったりします。油断すると痛みがでる60%をすぐに切るという時期で過ごしています。この時期を慢性と考えてしまう人もいますが、治ゆ(ちゆ)期に向けて移行する期間で、順調であればどんどんと通院間隔は広がっていきます。
*この時期の通院ペースは1~2週間に1度。症状安定とともに保険診療内では4週以内になったときに治療は終了となります。
- 治ゆ期
症状も消失または自己管理ができると判断されれば合格!当院も卒業です。この時期になるとまわりの困られている人に自分の体験を教えて、基本的なけがの対処法も指導できるくらいの知識も持ち合わせています。
保険診療では“過度の治療”は禁止されているため、対応はここまでとなります。この先、さらに健康維持のための定期的なからだのメンテナンスが卒業後の生活ではとても大事になっていきます。病気の予防や怪我の予防につながるためです。より上の健康を目指して、葵接骨院では保険診療卒業後は“あおいラボ”への受診をおすすめしています。