ブログのネタ探しにたまに使う「Yahoo知恵袋」にこんな質問が載っていました。
接骨院や整体で「良くなってきてますよ」と言われるが…
本人(患者)が「症状が良くなっている・改善している・楽になってきた」という自覚がないのに、施術者に「良くなってきてますよ」と言われる事があります。
病院ではないので、数字となったデータがないので本当に「良くなっているかどうか」は患者が感じるしかないと思うのですが、どうでしょうか?
施術者の「良くなってきてます」の言葉と患者が感じる症状に温度差はあるものなのでしょうか?
いい質問ですよね。知恵袋の回答は6つありました。
葵接骨院でもこの現象はあります。
患者さんには毎回変化の聞き取りはしますが、私自身はスクリーニングというのをたよりにしています。
スクリーニング?って言われるとわかりにくいかもしれませんが、通院中の方なら
「親指あげて~」
ってあれです。あっ、あれだけじゃないですよ。(笑)
私がやっているのは
「患者さんのからだに聞く」
ということです。治療方針をたてるときもスクリーニングを使って、まずは患者さんにお話して治療をしています。
患者さんのお話からももちろん「ヒント」はいただくけれど、人間の記憶ってかなり曖昧。ここは大事。
「昔、足首のひどいねんざしたんですよー」
「どっちの足?」
「たしか右・・・・」
たしか・・・・・ですよ。このくらい曖昧なもの。(笑)
良くなってきている感じも必ずしも正しくないときがある。
「あっ、これは油断してるとすぐ逆戻りだなぁ」
とか、その逆もまたしかり
「動きがでてきているな。・・・・でも馴染むまでにもう少し時間かかるなぁ」
とか。
これが温度差ではないでしょうか?
からだの痛みと傷の治りってちがうでしょ?
たとえば、かさぶた。
擦りむいた痛みがなくなったときにはかさぶたってなくなってますか?
なくなってませんよね?
痛みの感覚と治りには誤差がある。
患者さん本人の感覚との誤差、温度差はあるものでこちらの指標となっているものが、どういうものかを再度示すこともしています。
それでもわかりづらいかなぁというときは、動きのbefore afterで見せることもします。
でも、基本的にたてた「治療方針」をコロコロ変えることはしません。
悪化していない、現状維持できている・・・・というのも大事だから。
患者さんの感覚も大事。でも、治療方針がブレブレなのは困りますよね?
治療方針がブレない許容範囲で、その時の症状に応じて少しだけアレンジを加えることはあります。
ただ・・・・・・保険診療内ではこのようにじっくりとお話きいて・・・ということができない状況です。
それを考えるとやっぱりラボをおすすめするのです。
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