今年で3回目の参加となりました。
BCSベースボールパフォーマンスの前田さんのセミナーです。
今年は「バッティング」についてですが・・・・・なぜゆえに、このセミナーに私が出ているかというと。
競技は違えど、動作解析の原則というのはどのスポーツも変わらないこと。
自分の競技では見えなかったことが、他競技からヒントをもらえること。
前田さんのセミナーは、私にとったら「テクニック」を学ぶところではもはやない。
自分の考え方の方向性を確認したり、原理原則を学びにいくところ。
今回も、やはり大きなヒントがえられた。
たとえば・・・・・
何にかの動きを達成したいとなるとそれを達成するための動きは実際の動きと同じでなくてもいい。
それがある動作をかえるという目的があっていればOKではないか。
たとえば、野球でいえば遠投。
遠投をやる目的が遠くになげるということではなく、ピッチングにおける胸椎の伸展をしっかりと獲得するためということであれば、
遠くになげることは、ボールをやや上方になげることで、自然とそれは達成される。
機能を獲得するというところでは間違いはない。
これは、葵接骨院でいえば、柔軟のクラスがまさにそのコンセプトでやっている。
開脚をできるようになるためにいくら開脚をしてもだめ。
その開脚ができるように、他の動きからアプローチをする。
結果的にそれが開脚の改善になっている。
また、講義の中で前田さんが言っていたことで印象的なのは
「動きの原則はなんなのかが重要」
その動きの原則、基本の動きに遠くなれば遠くなっただけミスが増えるのだということ。
フィギュアスケートの陸トレをみているとまだまだこのあたりの認識が浸透していないなぁと思う場面がよくある。
ただ、それがだめだというわけではなく、ある意味それもOKとしている。
行ってしまえば、目的はあってるけど、目標が一歩手前というのが多いから、あとは葵接骨院が引き受ければいいと思う。
たとえば、スパイラルポジションをとってみると、
ポジションの安定性まではトレーナーさんも獲得できるようにしてきているのだが、
フィギュアスケートのフリーレッグのポジションというのはバレエとは違う。
そのポジションにまで仕上げてくれているといいのだが、大概は、スパイラルでもアラベスクポジション「ぽい」ものができあがってきている。
これはまだまだ競技の動作の解析をしっかりしていなくて、共通認識が乏しいところがあるからではないかと思われる。
前田さんいわく、伝える表現方法はみんな違う、でも動きの原理原則は一緒。
ここのすりよせがやっぱり必要なのだと思う。
そんなことを再認識して帰ってきたセミナーでした。