頭寒足熱で冷えから体をまもる


とうとう我が家も暖房をつけてしまいました。

これからは動きが鈍くなりがちで心配です。(笑)

葵接骨院の院内も暖房が入り、加湿器も登場しました。床暖房が入るのも間もなくでしょう。

 

葵接骨院は冬でも氷を使用します。

冬場の冷却はとても寒いイメージがあるので嫌がられがちですが、

実は冬は本当に冷却が必要な季節だと私は思っています。

ウォータベッド、低周波の前にも足熱板がセットされています。

これは頭寒足熱の環境を作りだすためのものです。

自然界では、地面が暖かく地面から離れるに従って冷たくなっていきます

今現在の名古屋の気温はまだ15℃前後ですが、富士山頂ではマイナスになる時間もあります。大気圏を超えると気温という概念はなくなってしまいますが・・・・

人間が住むのは大気圏内ですし、この環境でずっと生命活動をつづけてきたのですから、この頭寒足熱の定義が人間にとっての生理、簡単にいうと馴染みの環境なんですね。

しかしエアコンを使うと、吊下げ型であれば暖気はなかなか下にいきづらく、床へ置くタイプでも暖気は上に行ってしまいます。

人間のてっぺん「頭」、とくに脳は人間の体の中で一番熱に弱い場所です。

夏場の日差しに帽子をかぶるのは熱から守るためでありますが、冬場は案外無防備。

寒さ対策のために帽子をかぶることは思い立っても、暖房の効きすぎた場所で頭を冷やすことはなかなか浮かばない。

でも、人間にとっていい環境はあくまで「頭寒足熱」。

寒さは足元から感じるものなので、足元が寒いと、たとえ暖房がガンガンに効いた部屋でも設定温度をさらにあげたくなる。

そうすると、また脳に近いところの熱があがる→熱を冷ますために優先的に血液が運ばれる→手足に血液がいきづらくなる→寒さをさらに感じる・・・・・堂々めぐりで冷え性を生んでしまいます

この堂々めぐりを断ち切るために、治療室の中はできるだけ頭寒足熱の環境を作り出したいと思い、がんばって床暖房をいれました(笑)

おかげで受付は寒いですけど・・・

ウォーターベッドでも足熱板と頭には水枕を使っていますし、首の冷却で頭の熱をとることもしています。

寒さもいよいよ本番ですが、おうちでもできるだけ頭寒足熱の環境をつくってみてください。

お布団の中、足元に湯たんぽってのもいいものですよ

冷えの原因はいろいろありますが、生活環境がこれにそぐわないと体調不良になりやすいのもまた事実です。

ぜひ、お部屋の環境を見直してみてくださいね。

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