医学常識は非常識?


スポーツや健康、食事にまつわることでいままで常識だと思っていたことが実はただの非常識の刷り込みだったということがよくあります。

そもそも、私たち医療従事者もきっと我々がいなくても、

関わらなくても治っていったであろう疾患や症状は山ほどあるのではないかと思える。

 

食事と健康でもっとも有名な刷り込みは【塩と血圧】だと思います。

 

塩と血圧を結びつけるのはただの“刷り込み”。

高血圧になったら塩分を控えるという“常識”が医者だけでなく、みんなに刷り込まれてしまっている。

 

塩の摂取量と高血圧の間にはほとんど因果関係というのはない。

 

たしかに塩の過剰摂取が高血圧につながる人もいるがこれは高血圧全体からみたらたかだか1〜2%程度。塩分濃度と体液の関係で血圧が高くなるのは事実だか高血圧の原因ではない。

 

食塩原因説というのは東北地方で高血圧が多いという調査結果がもとになっていると思われる。

 

塩自体が持つ機能としては筋肉を動かす基本的な力で、塩化ナトリウムは神経や筋肉の働きを調節する役割を果たしている。

 

塩が減ると力が入らなくなる。

 

食塩のナトリウムというのはカリウムとの比率が非常に重要になる。食塩を多く摂る地域でカリウムの多いりんごを食べている地域は高血圧は少ないのだから、ナトリウムとカリウムというのはバランスが重要ということになる。ナトリウムやカリウムは通常は適切な量だけ吸収されて過剰分は腎臓から尿へと捨てられる仕組みになっている。

 

結局はこの仕組みがちゃんと作動していないとだめなのだ。

 

塩分は摂るにしても、ほかとの比率が重要であること、過剰分に関しては排泄できる機能が必ず必要ということ。

そして、塩には自然塩と食塩という似て非なるものが実はあるが最近ではこのあたりはよく知られてきているのではないかと思う。少し気になる人はこの機会にネットで調べてみるといい。

 

葵接骨院でもこの塩へのこだわりがあり、スポーツミネラルという商品を取り扱っています。

夏場は熱中症対策で多くの人が購入されるのだが、この時期になるとついつい忘れてしまうらしい。

在庫も少なめになってきているので、ご入り用の方はスタッフに声かけお願いします。→ スポーツミネラルとは?