野球セミナーの内容と対象者は?


9月28日(日)の葵接骨院主催、BCS前田さんとのコラボのセミナーの内容についてちょっと触れたいと思います。

今回のセミナーのテーマは “人間形成 ~野球指導を通じて何を学ぶのか~” です。

葵接骨院では、同じ“バックアップセミナー(B-upセミナー)”というくくりで、フィギュアスケーターに対してもセミナーを開催しています。こちらは今年で3回目となっています。

もともとこのバックアップセミナーというのは、選手のお悩みの集中的な解決を狙ったものでした。選手に関わるようになり、共通して感じたこと、また現場のコーチなどから話を聞いて感じたこと、親御さんから聞いて感じたこと全てに共通項があることが分かりました。それは、

身体においては・・・・・

“競技ができる体がそもそもない選手が多い”

指導面にかんしては・・・・・

“選手上がりの指導者は、主観的、感覚的な指導目線になりがち。身体のことについて学んできた指導者は客観的な指導目線になりがち”

ということ。簡単にいうと、

選手はたいして自分の身体の状況もわかっておらず、教える側は、そんな感じ、あんな感じという動く身体の知識をもって指導しているか、あるいは生きている肉体についての知識(解剖学)から、客観的な目からだけで指導しているかなのだということ。

このことがスケーターをとおしてわかるのに3年ほどかかりました。ならば、野球編は、最初からここをしっかりと押さえておくのがベストだと判断。

フィギュアスケーターに関わっている葵接骨院がなぜゆえに野球に?と思われるかもしれませんが、スケーターのママたちを特殊だと感じている方は多いかもしれませんが、野球少年の親御さんも大して変わりはありません。指導者においても同じです。競技がちがうだけです。アレンジは必要ですが、本質は同じだとおもったからこそのセミナー開催です。

競技ができる身体とは、怪我をしている体はそもそも“-(マイナス)”で、日常生活ができる体が“ゼロ”で、その先、スポーツが出来る体は“1”であるとするとそのさらに先にあります。競技特性は、1までの体ができていて初めて発揮されるもの。

そのための運動療法、トレーニングを今回は私が担当することになりました。

そして2部・・・・・・私は、指導者は“よき通訳者であれ”と思っています。選手あがりのもつ主観的感覚を理解できて客観的に説明が出来る人。そもそもの主観的なものが間違っているのであれば、客観をもってしっかりその間違いを説明できる人。競技には独特な用語が飛び交いますが、それをちゃんと説明出来る人。

ここについては、一般向けも指導者向けもありません。つまり、野球少年のお父さんであろうと、高校球児あがりの指導者であろうと、解剖学を学んだトレーナーであろうと持つべき思考は一緒なのです。

より指導者向けというわけではなく、

誰かに何かを教えるという本質

という部分が今回の前田さんの担当になっているのです。これについては、前田さんがBCSのHPでもお話されていますし、日頃から“前田の考え”としてFacebookにも書かれていますし、ことあるごとにツイッターでもその部分を指摘されています。

これらを目にしている方は多いと思います。そして目にされている方は、単なる父兄かもしれませんし、甲子園出場を果たしているチームの監督やコーチかもしれませんし、まったく違う競技の方なのかもしれません。つまり、読んでいる方はすでにそんな自身の属性っぽいものにまどわされず前田さんの話に惹かれ何かを得ている方なのです。

ぜひ、その気持ちで参加していただければと思います。

“指導者”という言葉にぜひとも惑わされないでください。そして、日頃“指導している”と思われている方はプライドの高さをすててぜひ参加してください。習い上手になるのも時には必要なことなので。

冒頭でものべましたが、今回のセミナーのテーマは “人間形成 ~野球指導を通じて何を学ぶのか~” です。ここを学びたい方が言ってしまえば “対象” です。 そして、このテーマを掲げているセミナーというのはあまりないのではないでしょうか?実際、前田さん自身もこれに関して講演するのは初であること、それを“楽しみ”だとおっしゃっています。

みなさんにお会いできることを楽しみにしております。

9月28日のセミナー詳細は → こちらのページから

 

追記 ペアでの参加はあくまで、同チームに登録という形で関わっている方同士でお願いいたします。登録されている監督、指導者、選手、その選手の親というあたりです。不定期に参加される指導者、トレーナー同士の組み合わせ等は、他に経済的に自立もされていると判断させていただいていおりますので、同治療院、同スタジオ内での2名でのペアという形は今回は認めておりません。ぶっちゃけた話ですが・・・・・私と前田さんのこのセミナーは決して安くはありません。それは、“絶対価値”を見てもらうためです。安さを競う“相対価値”での提供はしたくないですし、そこを理解できる方に集まって欲しいのです。1万円だしてでもいこう!・・・・あっ、同じチームの○○さん連れて行っても同じ値段なんだこれはラッキーだ!と感じていただけるか、1万か・・・・2人にすればひとり5000円ずつで安くなるじゃん!・・・・・なのかということです。

いろいろ厳しいことを書いてきましたが、私がBCSの前田さんの名古屋のセミナーに2年にわたり参加していつも思うのは、“参加してよかった” ということです。自分のモヤモヤしていた部分が整理されたり、新たなアイディアがうかんだりと得ることばかりだからです。絶対価値が高いのです。そんな前田さんの初の試みを見逃すわけにはいきませんよ!!