おそらくこの記事を読んでいる方はたくさんのTFCC損傷の記事を読んできたことと思います。
そして「どういう状況かはよくわかった」となっているけど
「どうやって治すの?」はわからないままだと思います。
結局は固定??安静??でもよくならないから探しているはずですよね。
私自身はTFCC損傷は病院勤務時代にすでに文献から見つけていて、ドクターに話したこともあるんですが、その頃は軽く「そんなのないよ」ってあしらわれた思い出が・・・
でも今やどの治療院も病院も「TFCC損傷」ってのを書いているんですよね。
なので、私自身は20年前には認識していたし、実際こうやって治したらいいよはわかってきていて、2016年にはその治し方もブログで取り上げていた。
劇的に改善速度があがったのは、ハイドロバッグの使用と、リリースを身に付けたから。
★手関節の骨、手根骨8個すべての配列をすべて整えて一個一個の関節が動くようにする。
★関節円板の位置を合わせて、動きに連動できるようにする
関節円板自体に神経があるわけではないので、この動きが悪いことによって、周りがスムーズに動けないために神経のある組織などに痛みを感じるようになる。
ちょうど膝と同じですね。
半月板がわれて痛いのは、半月板の痛みではなく、膝がうまく動かないから一瞬にしてまわりの組織が代償する動きをしてそれが痛いんですってやつです。
で、ここで残っている痛みはだいたいが、「小指側のすじ」って患者さんは訴えてきますので、それを丁寧にリリースしていきます。
★伸筋支帯と尺側手根伸筋の腱鞘をそれぞれ滑走させることができたらほぼ痛みは消えます。
やってることは、硬い組織である骨の配列と動きをまずは取り戻す➡軟部組織もそれぞれが滑走できるようにする
TFCC損傷の多くは、オペが必要なほどではないはずです。
どこかで「こじらせてしまった」ケースがほとんどだと私は思っています。
★痛みがある動きを確認することをやっていた
★サポーターで固定していて、軟部組織の癒着を生んでしまっている
そして一番多いのは
★「そもそもの中間位に整復されていない」←表現はちょっと雑(笑)
といった感じです。
TFCC損傷を専門ってうたっているところとかあるけど、記事みると「ここの先生、治せないだろうなぁ」って思うところあるんですよね。
逆もしかりでうちも不得意は単なる病状記事、「あっそれってこういうかんじね」って説明に逃げますから。
TFCCは癖にはなりません。
怪我するときも治るときも必要なのは「条件」です。
「悪い条件」がそこにあればまたTFCCは再負傷というかたちになりますから、その条件をしっかり排除すること。
治療家の私は「治る条件」を患者さんの手に施すこと。
久しぶりにTFCC損傷の記事をみてきてくださった患者さんがいたので、まとめてみました。
・・・とはいっても別にTFCC損傷は私の治療の一部でしかありません。
でも、困っていてこの記事にたどり着いているようなら、一度来てみてください。
1か月以内で原因がわかっているようなら保険診療が可能です。
ただし、同月に病院にかかられている場合は、保険診療が不可になります。
まぁ、一番は自費診療のあおいラボがおすすめです。