ダンスや審美系競技で欠かせないもののひとつが
《引き上げ姿勢》
出来てるつもりになっている方って結構多いんです。
先生たちからは
「引き上げて」
とか
「胸張りなさい」
とか
「肩甲骨寄せて」
みたいな言葉で説明されるため
ピンと来ていない方もチラホラ…
私のトレーニングには
「先生の言う引き上げが私には分からないんです」
「引き上げてるつもりですが動きません」
という方は多いです。
何となくの感覚で引き上げていませんか?
ただ胸を突き出せばいいわけではありませんし、肩を後ろに引けばいいわけでもありません。
まず初めに確認しておきたいのが【背骨の動き】になります。
引き上げに関わる〈胸郭〉の一部でもあり、肋骨と骨盤を繋ぐ重要な骨・・・それが背骨です。
肋骨部分は胸椎、腰の部分は腰椎…と名前が変わりますが、首からお尻まで積み木の様に繋がった背骨は、1つ1つ少しずつ可動する範囲があります。
ですが、胸周りが硬くなると背骨の動きも鈍くなり、胸を張ることが出来なくなります。
まずは、引き上げ姿勢を獲得する前に上半身の硬さを改善させましょう♪
改善させる方法のひとつが〈キャットバック〉になります。
やり方は、
四つ這いになって背骨を1つずつ丁寧に動かしていくだけ。
背骨を反らす方と丸める方、どちら側にも動かしていくのがポイントです。
反らす方は、天井が見えるところまで頭が動くと良いですね。
丸める方は、おへそを覗くようにしっかり丸くなれると良いです。
上半身・体幹がガチガチになっている方はキャットバックが苦手だと思います。
可動域の無い方はぜひゆっくり動かしてみてください。
目安は5~10往復程度。
たくさん行うのではなく、ゆっくり時間をかけて丁寧に動くことが大事です。
引き上げ姿勢が獲得出来ていないという方は、
まず背骨の可動域を獲得するところから始めてみてくださいね。