体重コントロール 内臓編


前回は基礎代謝の内訳をみてきました。

ポイントの復習です。

 

 

基礎代謝は、エネルギー消費の70%を占めている。

この70%の仕事は、体温を維持すること。呼吸をすること。内臓を働かせる。この3つ。

 

 

この3つにかかわる組織は・・・

筋肉が40%、内臓が40%、その他が20%。

 

 

筋肉には、熱を発生しやすいものとそうでないものがある。

熱を発生しやすい筋肉は、ある程度の負荷をかけることと、全力の力を発揮すること。

これが体重コントロールには大きくかかわるということでしたね。

大丈夫でしょうか?

 

 

さて、筋肉と同じように40%のかかわりがあるのが「内臓」です。

 

 

つまり、筋肉をつけることと同じように「内臓」のケアって非常に大事になるということですね。

だって、エネルギー消費の70%のうちほぼ半分近くが内臓に起因しているんですから!!

 

 

といっても、筋肉のように内臓を鍛えよう!!というわけにはいきません。

 

鍛えることはできませんが、消化時間というのが内臓にはあります。

 

つまり、消化時間を上手にコントロールして働かせてやることで

消費エネルギーというのは増えることになります。

 

内臓での消化時間のかかる食べ物ととしてあげられるのが、

食物繊維という繊維質が多い食べ物。

 

どんなものがあるかというと、

「大豆」「おから」「ひじき」「ごほう」

「わかめ」「ホウレンソウ」「切干大根」

「玄米」「さつまいも」

・・・という感じでお気づきのとおり「和食メニュー」に使われる食材が多いのです。

 

食物繊維の多い食品をたべることにより、

内臓はしっかりと働いてさらには緩やかな吸収で血糖値のコントロールがしやすく、

甘いものに手を伸ばしづらくなっていきます。

また、内臓活動量が増えるので体脂肪もつきづらくなります。

 

 

朝食を食べる食べないなどいろいろな議論がありますが、

それらもケースバイケースで自分がおかれている立場にたって今、

必要なものはなにか?を考えてみるのがいいのです。

 

選手でしたら、夜遅い練習だとすると

そのあとに内臓を働かせるような食事になってしまうと、

今度は体の修復がおいつきませんよね?

 

 

さて、今回の復習です。

 

体重コントールを考えた時、筋肉と同じくらい重要になるのが、「内臓」。

内臓をしっかり働かせてやると太りづらい体になる。

そのためには繊維質の多い食事を選んでやるといい。

繊維質の多い食事は、血糖値コントロールがしやすいので甘いものに手を伸ばしづらくなる。

 

ということです。

 

さて、3つの役割のうちの2つ 体温維持と内臓についてはお話が進みました。

のこりは「呼吸」ですね。

次回はこの「呼吸」についてお話したいと思います。