今回お話するのは「ダイエット」とは別のお話です。
「基礎代謝」
日本人ならほぼ100%くらい聞いた事があるワードだと思います。
「基礎代謝をあげると痩せやすい」
これも耳にしたことがあると思います。
でも、
基礎代謝をちゃんとわかっている人は選手も含めて少ないんです。
基礎代謝というのはそもそも
「人間が生きていくのに最低限必要なエネルギー」といわれています。
(厳密に言うとそうではないんですけどね)
これが体重コントロールと密接に関係がある理由は?
「基礎代謝が1日の消費カロリーの70%をしめるから」
70%もしめるならここを改善するほうが効率がいいでしょ!というので注目されているわけです。
効率がいいいとされる70%の中身は何かというと?
1.体温を維持すること
2.呼吸をすること
3.内臓が働くこと
この3つなんです。
当院で多いスケーターの日常をみてみよう。
寒いところで活動する競技であるフィギュアスケーターにとっては、
体温を維持することだって重要になってきます。
競技以前に「体温維持」にエネルギーがもっていかれることもあるからです。
ここが競技特性でもあります。
2番目の呼吸をすることに着目したのがもしかしたら世の中にでている「ロングブレス」なのかもしれません。
少し前にブームになりましたよね?
内臓の動きも消費カロリーを上げる為には重要とされています。
ここまでが効率のいい代謝にかかわるもの。
そして、この70%の中で基礎代謝自体なにがかかわっているかの内訳をざっくりというと
筋肉 40%
内臓 40%
その他 20%
となります。ここで筋肉というのが最初にあがってくるので、みなさんここから
「筋肉をつけて基礎代謝を上げる」
というところに結びついていくのだと思います。
ではその筋肉について少しお話していきたいと思います。
筋肉にもいろいろな種類があります。
基礎代謝を考えると二つ。
体温維持のために大きく貢献する筋かどうか。。。。。つまりは、熱を発生しやすい筋肉なのかそうではないのか。
実は日常生活で使っている筋肉というのはあまり熱は発生しません。
そりゃそうですよね。
ちょっと、動いて熱がいっぱい発生していたら危険ですもんね。
だから、姿勢を維持したり、日常の動きでの筋肉というのは体重コントロールには大きく貢献はしてくれません。
なので、筋肉が発熱する条件としては
「負荷はある程度かかっていること」「全力で動くこと」
これらで体についた筋肉というのは、基礎代謝をあげやすい。
つまり体重コントロールに貢献してくれる筋肉です。
簡単にいうとあまり負荷がかからない日常動作でついた筋は、体重コントロールには大きく貢献してくれない。
ある程度負荷がかかってしっかり動いたものに関しては、体重コントロールに貢献してくれる。
前者は何も、日常生活だけでなく、似たような運動でもあてはまります。
たとえば、ヨガとかピラティスとか、ゆっくりとした姿勢保持がメインのトレーニング。
もちろん、ゆっくりのウォーキングもそうです。スロトレの類もこちらですね。
後者はしっかりとした筋トレというやつです。
イメージとしてはウエイトトレーニングといわれるようなものですね。
陸トレをやる際何を目的とするかにもよりますが、
体重コントロールを考えるのであれば、トレーニングは後者のほうが圧倒的に効率はよくないでしょうか?
だって、基礎代謝は体重コントロールの70%をしめるのだし、
そのうちの40%という大きいウエイトをしめるのが、筋肉の作用なんですから!!
少し頭の中の整理はできましたでしょうか?
基礎代謝の話は長くなりそうなので、まずはここまで。
残りはまた次回に。
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