糖質を上手く味方につける


最近、大人スケーターからこんなお話を聞きました。

「最近体重が増えてきてて、、、」

「痩せようと思って意味ないとは分かっているんですけどカロリーゼロのゼリーとか食べちゃうんです」

 

 

体重コントロールをしようと思った時に多くの方が直面する問題

【何を食べればいいの!?】

 

体重が増える原因は、

「糖質の摂りすぎである」

大人の場合、これが問題になることが多いです。

しかし、すぐに結果を出したいからと言って糖質制限に走ってしまうと

必ず後からリバウンドが待っています。

糖質制限で痩せた体をキープするには、生涯糖質制限を続けなければいけません。

それが苦にならない方であれば良いのですが

大好きな糖質を我慢し続ける生活がツライ…と思われる方には地獄です。

 

糖質との上手な付き合い方を身につけることで

罪悪感を感じず、食事を楽しみながら、体重もコントロールすることが可能になります。

 

 

そもそも・・・

糖質は日常生活を過ごすうえで必要なエネルギー源となります。

スポーツをしている人に限らず、仕事や家事、通勤の移動時にもエネルギーは消費されます。

これらのエネルギーが枯渇しないために食事による栄養補給が必要となります。

しかし、糖質は摂りすぎれば脂肪に変換され体内に蓄積されます。

使われなかったエネルギーは燃えることなく脂肪となります。

「いつか使えるようにー」といういわゆる備蓄。

 

備蓄の数をいかに減らすことが出来るか…

これがまず1つです。

改善方法としては【1度に大量の糖質を食べないこと】

 

もう1つの方法が【血糖値の急激な上昇を引き起こさないこと】

 

糖質を補給すると血糖値が上昇します。

この上昇した血糖値を下げるために分泌されるのが「インスリン」です。

インスリンの特性は血糖値を下げる役割以外に

脂肪組織の合成促進と分解抑制の役割も持っています。

 

血糖値の上昇が激しいとインスリンの分泌量も多くなってしまいます。

 

上昇が激しくなる理由として

・1度に大量の糖質を摂取している

・上昇速度が速い食品を摂取している

これらがあります。

 

「朝ごはんに菓子パンを食べて学校に行ったら授業中寝てしまった」

「パンと一緒に眠気覚ましのコーヒーを飲むけどお昼前に倦怠感と眠気がやってくる」

こんな記憶ありませんか?

 

これ、インスリンが分泌されることによって眠気・倦怠感が引き起こされています。

まだ午前中なのに眠気が襲ってくる…という場合、朝食の内容をもう一度見直してみましょう。

 

 

ポイントは「急激な血糖値上昇する糖質」ではなく「穏やかに血糖値上昇する糖質」へ変換することです。

『食べない』のではなく『食べるものを変える』ということ。

ライ麦パンやオートミール、玄米は比較的穏やかに上昇する糖質です。

(玄米は賛否が色々分かれますが、今回は血糖値上昇に限ってオススメしています。)

余計なものが入っていない一番シンプルなオールブランもオススメ。

 

 

朝から菓子パン・カットフルーツ・加糖ヨーグルト・砂糖たっぷりカフェオレ…

身に覚えのある方は朝ごはんの内容を見直してみましょう。