梅雨明けにむけて備える


夏場になるとみなさん注意を払うのが熱中症。

真夏のイメージの熱中症も梅雨明けの蒸し暑くなった時期に多くみられます。

 

熱中症には種類があるのをご存知ですか?

①熱失神 めまいや一時的な失神など

②熱けいれん 筋肉の痛みや手足がつる

③熱疲労 倦怠感 嘔吐 頭痛

④熱射病 意識障害 ふらつき 言動が不自然

 

とくに地面に近いこどもや、体力がなくなってきている高齢者に発症しやすいので注意が必要。

蒸し暑さが増す前の梅雨時期から対策をしておきましょう。

 

熱中症を考えるときに水分量を考慮しないとだめなのですが、

診療でお話を聞いていると、水分量が少ない方が多いように思います。

人は1日に排尿・排便をとおして約2.5リットルの水分を失っています。

これをしっかりと補わないといけないけど、どのくらいの水をとったらいいか悩みますよね?

それを知る目安が、尿の色になります。

尿の色がいつもより濃いなぁと思った時には実は遅い!

色が濃くならないように水分はしっかりとりましょう。

 

水のかわりに、コーヒーや緑茶など飲む方もいますが、カフェインが多いので注意が必要です。

 

水分補給とこのあとあげる5つの熱中症予防策をぜひとも実践してみてくださいね。

 

1.室内の温度管理 年齢とともに暑さを感じづらくなるので室内温度計などを使って!

2.通気性のいい洋服を選ぶ おしゃれも大事だけでど命はもっと大事。

3.猛暑の日中は外出を控える 涼しい時間帯での行動をこころがけて!

4.外出時には帽子や日傘を活用する 男性でも日傘は恥ずかしくないですよ!

5.外出時には保冷剤や冷たいタオルを用意しておく 

 

間もなく夏本番です。

土用の丑の日も楽しみですね(*^_^*)

ぜひ一緒に夏を乗り切れるようにしましょう。