不安定は怪我の元


私はトレーニングで定期的に選手やダンサーさんの足をチェックすることがあります。

以前ブログでも紹介したチェックシートに沿ってその時の状態を知るために行っています。

 

前は痛かった部分が今は消えていたり、反対に痛くなかった部分が痛み出したり。

練習量や疲労度も関わりますが、その時の身体の使い方によって変わってしまうため

痛みが消えたからもうチェックしない

のではなく、

痛みが消えた状態を継続できているかのチェックを行います。

 

このチェックで一番多いのが

内くるぶしより指3本分上にあるスネのすぐ後ろ。

骨に沿うように軽く押さえてみます。

ここを触ると痛みが強くて跳び上がる子もいます。

 

このチェックでは「後脛骨筋」という筋肉をチェックしています。

例えばこんな脚。

片脚スクワットでグラつき、膝が内側に入ってしまうパターン。

土踏まずを潰してしまうような使い方の場合、

「後脛骨筋」が上手く働いていないために炎症を引き起こしてしまうこともあります。

 

バレエで言うとプリエ。

スケーターで言うとジャンプの踏み切り。

この時にこのような動きを何度も何度も繰り返し行うことで結果的に怪我へ繋がってしまいます。

 

痛みがないから問題ないわけもなく、痛みが出たときでは遅いのです。

間違った使い方による痛みは

コップに注いだ水がいつか溢れてしまうのと同じように

痛みのでない間、繰り返し使い続けたことである日突然現れてきます。

 

シンスプリントや膝の痛み、偏平足障害、外反母趾・・・

これらの痛みが出る前に内くるぶし上に痛みが出ていないか確認してみてください。

身体の使い方を直す必要があるかもしれません。

 

 

慢性障害は接骨院での治療を受ける際、保険適応外となります。

あおいラボで実費診療を受診していただくことになります。

まずは、全身のチェックをしてみましょう。

痛みを取るだけの治療ではなく、根本的な原因となる使い方を変える運動も教えていきます。