LINE@女子アスリートの治療室にいただいたメッセージです。
「血液検査で特に気にしなくてはならない検査項目はありますか?」
私の回答は
「残念ながら、単一の項目だけでは参考にはなりません」
でした。
少し詳しく話したいと思います。
例えば、だいたいどこの血液検査でも入っている「総タンパク」ですが、
基準値としてみているのが栄養学的には「7.5」になります。
これがベストでこれ以下はタンパク質不足を疑います。
たとえば「総タンパク 7.4」という数値の方がいます。
これだとあまりタンパク質不足は心配ないかなぁってなるのですが、
AST 13 ALT 9
γ-GT 12
とかだと・・・・これも一般の基準値からはずれていないからOK!ってなりそうですが栄養学的にみると
「これってタンパク質代謝低いよね」
「そもそも十分な食事の量はとれてるの?」
ってなります。
つまり、あまり食事の量が多くないのに、タンパク質量が「7.4」っておかしくないですか??
そうなると疑うものの一つが
「脱水」
です。水分量が足りない状態で簡単に言うと血が濃い状態なので、タンパク質量が多く出てしまっている。
これだと、「総タンパク7.4」は、なんらかのマスクがかかっている数字であると読むのが正解になります。
それが何によるものか?をみるために他の数値をどんどん見ていきます。
この数字が高いっておかしくない?
ここは低すぎないか?
ってどんどん謎を解明するんです。これが楽しいから私はやってるんですけどね(笑)
実際に血液検査で栄養をしっかり読む場合は50項目以上があります。
うちでも40弱を名駅ファミリアクリニックさんにお願いして調べてもらっています。
完全オリジナルです。
栄養素は何か一つで改善できるわけではなく、
口にいれてから消化吸収の道のりまでのどこで分解や吸収が不十分か?
これがその人その人で違うんです。
人もトータルでみないとわからないのです。
そのために血液検査はとっても有効ですし、単一の項目の値だけを注目することができないのです。
ただ、食生活の傾向として日本人全体ではある栄養素が少ないとか、
欧米人だとこの栄養素が少ないというものがあります。
そういうものの中から、この症状のときにはこの栄養素不足が疑われるというお話をしたりしています。
ちなみに、症状別ででる特定の栄養素不足を、今の食事内容などかえずにサプリだけ補っても
上手く働いてくれません。
サプリを働かせるには働かせるだけの条件がやはり必要なのです。
見直す場合は順番も大事ですね。
何からやっていいのかわからない方はぜひとも、ラボで一度食事指導を受けてみてくださいね。
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