検査数値の裏を読み取る 前編


葵接骨院スタッフの三輪です。

2月に行った衝撃の血液検査から3か月が経ちました。(どんな内容だったかは…→数字を知って自分を知る)

 

血清鉄「42µg/dL」という基準値を下回る結果に驚き食事改善を図ってきました。

まずこの3か月で徹底したのが高タンパク・低糖質&鉄分摂取

 

日頃の食事にお肉や魚を必ず摂取しつつ、おやつとして手軽に摂れるコンビニのスモークチキンやゆで卵、夕方の小腹が空くころにプロテインでタンパク質摂取。

また、夜に食べていた白米や玄米を無くし糖質摂取を控えて、鉄剤を1日20mgから始め途中から27mg含有のものに切り替え摂取。

 

特に気にかけて進めた内容は上記のみ。

3か月で血液検査の数字が大きく変わりました。

約35項目ある検査結果の中で特に変化が現れたものをご紹介。

 

まず初めに驚いたのが

【総蛋白】7.3 g/dL → 6.6 g/dL

【アルブミン】4.6 g/dL → 4.0g/dL

 

血液検査前に比べてかなり多くのタンパク質を摂取したにも関わらず数値が下がっています。

 

 

「実は3か月サボってたんじゃないのか!?」

なんて思われちゃうかもしれませんね。

 

では、他の数値も見てみましょう。

 

【血清鉄】42µg/dL → 126µg/dL

【フェリチン】18µg/dL → 31µg/dL

【尿素窒素】10.5mg/dL → 15.0mg/dL

これらの数値は上昇していて改善が図られています。(一部のみ抜粋しました)

※フェリチンに関してはまだまだ理想値とは言えませんが…

 

 

 

今回注目してほしいのが尿素窒素

蛋白質は代謝・分解されて最終的に尿素へ変化し、尿素は腎臓でろ過されて尿となり排泄されます。

この尿素の中に含まれる蛋白質が利用されて出来る残りカスが尿素窒素の数値になります。

 

 

タンパク質摂取量が少なければ体内で利用されるタンパク質量も少なくなるため、最終的に出てくる残りカスも少なくなります。

何度も何度もふるいにかけて残った分が【尿素窒素】。

ということは、この数値が低ければそもそも摂取しているタンパク質が少ないということが分かります。

 

 

 

そんなお話を踏まえて数値をもう一度見てみましょう。

【総蛋白 7.3g/dL → 6.6g/dL】に対して【尿素窒素 10.5mg/dL → 15.0gm/dL】

 

 

 

上記の説明からしたら不思議な数値ですよね。

お話が長くなるのでこの答えはまた次回に。