高く跳ぶ子と跳べない子


パーソナルトレーニングを行う時、多くの選手から『高く跳びたい』という要望を受けます。

スケーターもそうですし、個人的な知り合いのサッカー小僧からも聞かれたことがありました。

最近では、バレエの男の子も高さを気にして「どうしたらいいですか?」聞いてきた例もあります。

 

 

 

みんな高く跳びたいご様子。

 

 

 

スケートのジャンプもサッカーのジャンプもそしてバレエのジャンプも、踏み切り方が違うし着地も違う。

ましてや跳んでる最中は「回る」「競り合う」「脚を上げる」…それぞれ空中姿勢が違う。

 

ですが、人間は基本同じつくりをしていますので

どんな状況でも【跳ぶ】という動作1つに絞ると動きは基本的に全て同じです。

 

 

 

そんな時にたくさん跳ぶトレーニングをしたからといって高く跳べるわけではありません。

もちろん『プライオメトリクス』というジャンプトレーニングも存在しますが

その前にやっておくべきトレーニングが・・・『バランストレーニング』になります。

 

 

身体がグラついている状態で真っすぐ上に跳ぶことは出来ませんし、全身連動性が欠けてしまい高さももちろん生まれません。

バランストレーニングは主に『着地』の為のトレーニングというイメージが強いかもしれませんが、跳ぶ前の踏み切り姿勢にも大きく関わってくるため、バランス能力を高めることがジャンプ力をアップさせる一つの要因となります。

 

 

しゃがみ込む瞬間に背中が丸くなる…

膝を曲げると内側に入る…

上半身と下半身の動きがバラバラ…

 

こういった身体の軸がぶれてしまうような姿勢は、もちろん体勢を崩しやすいことの他に

地面をしっかりとらえることが出来ずジャンプも高さが出なくなってしまいます。

 

 

 

私はその基準として

【バランスシューズを用いてスクワットが出来ること

というのを選手にお伝えしています。

 

 

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バランスシューズはこのようなデバイス。

 

これを足に装着させてスクワットするだけ。

こんな感じになります↓

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ただし、自己流になっていたり見よう見まねをしているだけの選手もいるために

この【スクワット】が本当に正しいのかが問題になります。

私が判断することは容易ですが本人が自覚しなければ解決されません。

 

 

葵であればここでデバイスが登場したり、個別プログラムを新たに作成して自宅用として教えたり…

何度も何度もジャンプの練習をするのでは無く、スクワットをやることで必ず成果が現れます。

 

 

 

ジャンプの高さを身に付けたい選手は【スクワット】を始めてみよう。

高く跳べる人と跳べない人の【スクワット】姿勢の違いは次のお話にて♪