轢(ひ)かれ逃げする


年末年始にかけて交通事故の患者さんが増えることから

今年の年頭に、お葉書をたくさんの患者さんにお出ししました。

大人たちの交通事故は、知識があるので、

警察に連絡する

とか、

保険屋さんに連絡する

とかして病院に行ったりするのですが、

これにあてはまらない人物がいます。

それが

 

「こども」

 

です。

「こどもは轢かれ逃げする」もの。

自転車で遊びにいって交通事故にあった場合、

「親にしかられる!」とか「どうしよう!!」

って思うことがあります。

それは、

いつも出ていくときに「車にきをつけなさいよ~!」とか言われていたり、

少なからず自分がルールを守っていなかったということが頭をよぎるからですね。

 

大人になってからアンケートとってみたりすると

「自分も小学校の時に自転車にのっていて飛び出してきた車に跳ね飛ばされたけど、なぜか必至になって誤ってその場を去りました」

とかってのがあります。

こどもは交通事故にあったことを隠すもの。

理由は簡単

「親に怒られたくないから」

ですよね。

 

でも、実際、事故にあって頭ぶつけててその場は大丈夫だとしても

じわじわあとから痛みがでたり、寝ている間に脳内出血を起こすことだってあり得るのです。

こどもの交通事故の後遺症は、事故直後より数日後や数か月おくれであらわれるkともあるということを覚えておいてくださいね。

 

たとえ相手がこどもで「大丈夫」といっても、その場をさればひき逃げになることだってあります。

 

また、こどもになんと伝えたらいい??

 

「お母さんは自己にあったことを知っても怒らないよ。お母さんがするのは心配だけ」

 

と伝えてみては?親の連絡先を渡せるようにするのもいいかも。

でも、「病院に乗せて行ってあげるよ」

って言われた場合は断ることも大事。

事故のふりした変質者の可能性もあります。とっても残念だけどね。

運転手は、相手がこどもでもし、その子が逃げたら、事後報告になっても警察に連絡し、届け出をすること。

ちょっとしたことですが、覚えておいてくださいね。

交通事故に関するページも作成してありますので一度目を通しておいてください。

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