【安静】は何もしないことではない


診療をしていると・・・

 

【3日くらい安静にしておいたほうがいいですか?】

 

という質問をされることが多い。

 

安静というと、体に痛みが出た場合などにお医者さんなどでは最も必要なこととされていますし、皆さんもそう思っています。でもこれもまた医学常識の刷り込み。

 

 

安静が時と場合によっては痛みを長引かせたり、健康な体さえも害を及ぼされることもありますから注意が必要。

人間はなんでもないときにだいたい一日の3分の1を超えて安静しているとそれだけで病気になることがあります。

 

 

つまり一日の3分の2は動いているのが当たり前ということ。動いているといっても別に激しい動きを要求されているわけではありません。もちろん歩いているということが基本にはなります。

 

健康な人も風邪をひいて1週間も寝込めば歩くのもおぼつかないかんじに最初はなります。安静に寝ているということは体には不自然なことということ。

 

また、【はい用性原理】というのがあって、使わない機能はどんどん使えなくなっていきます。寝ているだけなら丈夫な骨はいらなくなりますから骨はやせていき、軽石のようになっていきます。心臓だってどんどん弱っていきます。安静がすぎるとあらゆる機能が低下していくのです。

 

では安静が必要な場合はいつか?

 

お産後の一時期、骨折したとき、癌、脳卒中、心臓病、その他生命管理が必要な病気になったとき、痛みと炎症が極度にひどいときなどです。

 

そんな状態でも動かせるところはやはり動かしたほうがいい。

 

葵に通院できる範囲であれば、さほどの安静は必要ない方が多いのです。

人間にとって安静は不自然なことと常識をすり替えてくださいね。

 

 

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