歩行の貯蓄


葵接骨院ではことあるごとに、「歩け!歩け!」といいます。

季節的にはこれからは非常に歩行に適した季節になります。私自身は、あまりに暑い8月と、寒い2月というのは歩く量が減ってしまいます。

そのかわりにこれからの歩きやすい季節にいわゆる「歩き溜め(あるきだめ)」をします。

意外かもしれませんが、歩行量というのはある程度の「貯蓄」が可能なのです。

たとえば、雨で全く歩けない日や、寒さ暑さで歩きたくない日、仕事で忙しくて歩けない日があったとしても、歩ける日に普段より少し多めに歩くことが可能であれば、それを上手に使って貯蓄のコントロールをすることができます。

できるならこれは1週間単位で、1日5000歩と決めて1週間でトータル35000歩と考えて、

「今日は3000歩だったから、明日は7000歩あるいてみよう」

とか、

「あすはきっと3000歩しか歩けないかもしれないから、今日は多めに歩いておこう」

という調整がある程度可能なのです。

それができるようになったらこれを1ヶ月単位にして、さらには1年というスパンにしていってコントロールしているのが今の私の状態です。

でも、この歩行の貯蓄は、そもそもが歩く習慣のない方は、実は借金だらけなんで、貯蓄モードに入るまでにも時間がかかってしまいます。

これが歩いても良くならないという状態です。
よく、患者さんで

「どれくらい歩けばいいですか?」

との質問がされますが、

「歩行は歩数ではなくて、歩いてきた日数が重要なんです」

というのが答えになります。

全く歩くということが生活にないのなら、お小遣い程度の貯金からやっていくことが重要。

続かないような目標設定ではなく、現実的に考えて、そして1日でも長く歩く日を継続していけることが重要なのです。

歩いてこなかった日をリカバリーすることはいくらでも可能なのです。

でも、あまりにハイペースではじめて貯蓄をたくさん作ったからといって、その後ずーっと歩かないとなると、いずれ貯蓄はなくなってしまってあっという間に体調不良をおこしてきたりするのです。

歩きをしっかりと生活に組み込んで、「歩きの貯蓄」をしっかり心がけてみてください。

歩きというのは、歩くまでが大変で、歩きだしたらみなさん颯爽と歩くもんですよ。

歩き方自信がないなぁとか、上手に身体をつかえるようにしたいなぁ・・・・という方向けにマスターストレッチを使った「歩き方改善クラス」を行っています。

このクラスへの参加は実にハードルは低いですよ。動機は上手にあるいてみたいんですよ・・・・で構いませんから。

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