多くの医療従事者というのは、自身や身内など身近なところで医学のお世話になったことがきっかけでこの世界を目指したと思う。
最先端の医療を学びたい!といざ学校に入り、社会にでてみる。
最先端に惹かれたはずなのに、毎日毎日患者さんに触れていると、ふとそれが違うのではないかと思う。
現場にでてみて多くの医療従事者達は、医学の世界に入って【予防医学】の大事さを感じる。
でも、その反面気がつくことがある【最先端医学には病気を予防するなんて力はどこにもない】ということを。あこがれいっぱいだった最先端だったにもかかわらずである。
何がおこったのでしょうか??
どうやら今の医学の【予防】というのは【検査による早期発見】を意味しているように思えるのだ。
名古屋市の定期検診でもそうだし、自ら高いお金を払ってやるような人間ドックも予防のためにやっているのではなく、そこででてくるのは【早期発見】。これは全く違うもの。
予防できるのは病気の進行であり、病気そのものではない。
そもそも人間ドック自体も信用性はない。乳がん検診のマンモだって、あんなにやったほうがいいと言っていたアメリカも今では、マンモによる有用性があるところでは発揮されないのがわかり、以前のようにはすすめられなくなっている。ようするにブームのようなものだっただけ。
そんな現実を目の当たりにしていく。
医学の常識は非常識であること、勘違いであること、刷り込みであることが次から次へとわかってくる。そして何より、これほどまでに人間ドックや定期検診にたよっていると予防医学というのは進歩することはないのだ。
本当に予防医学を確立しようとするなら今の医学界は根本的に考えを改めないといけないでしょうね。
検査技術や最先端な医療機器が開発されても予防医学にはつながらない。
それはまるでスポーツが【健康的】であって【健康】にはつながらないというのと同じこと。
私が思う予防医学は、栄養なくして絶対成り立たない。
日本の風潮としては、栄養は栄養士さんにというところがまだまだある。人間は摂ったものでしか体はできないのだから、医療従事者は必ず栄養学を網羅しておくべき。
最先端では病気は予防できないことを知っているだけでも、生活が少し変わると思う。
まずは意識改革からいきましょう。
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