足の速さと遺伝


世界陸上が終わりました

・・・といっても全くテレビを見ないのでやっていたことしか知りません。

 

さて、私が陸上に興味がないのは

そもそも足が速くないってことからきているのと思います

治療家になって「足の速さは何に関係するのか」ってことは

なんとなくわかってきました

 

まずは「速く走る」という行為は筋肉の構成がかかわってきます

運動能力というのはおよそ66%ほどで遺伝していることが報告されています

実際、100m競技において世界のトップの筋肉の比率をみると

圧倒的に速筋型が多い

では、これを覆すことができるのか?となると

これは環境要因になります

トレーニングの仕方など競技にあわせたものを使うことによって

記録を伸ばすことは可能ですが・・・・

もともと66%と優位性を持っている人がこれをやればやはり

遅筋型の選手は難しいですよね。

だとすると、記録を狙ってより適正を発揮したいなら種目選びは重要になります

 

足が速い子の特徴として・・・というより

治療家としてみたときに足が遅い子の特徴として

股関節が悪いというのがあります

股関節の動きが悪い、可動域が小さいなど

股関節としての機能が発揮できない要素があると

あー、この子はきっと足が遅いだろうなぁ

っておもってしまいます

 

まぁ、足が速いと持てるのは小学校くらいまでですし

日本人以外だと「そうなんだぁ」くらいの反応なので

人生においては幸福になる絶対的な要素ではないと思います

 

よく間違われることに球技の得意不得意は

親からの遺伝要素といよりは圧倒的に

「経験値」だと思います。

 

親御さんが野球やサッカーをやっていたとかで

一緒に小さいころに遊ぶ環境があれば

その子はボールを蹴ったり、投げたりはそれを繰り返すことによって上手になります

球技の苦手な子はこの経験が圧倒的に少ない

 

 

夏休みに入りました

院では、定期的に除脂肪体重などを測りながら

からだが健やかに成長しているかなどを定期的にみさせてもらう

小学生や中学生が多いです

成長の段階で苦手な動きがでたり「なんか変」とか「これでいいのか??」

という思いは親御さんがもつこともあれば、お子さん自身でもあります

 

そういうのをどこに相談していいかがわからないという感じですよね

逆に言うと私自身はこういう8才から18才くらいの成長期を得意としています

必要な筋肉量があるのか、頭からの指令が手先足先まで行って思った動きができるのか

食事の傾向から必要な栄養素がなんなのかとか

姿勢が悪いとか歩き方が変とか・・・こういうのは親御さんが注意しても治らないことが多い

なのでその子に必要なものを専門家としてお伝えしたりしています

 

子どもが好きでやっているスポーツ、競技、ダンスでも

あまり上手にならないから見ている親御さんがもう少しなんとかしてやりたい

という思いから連れてくることもあります

そういう「好き」を伸ばすお手伝いなんかもしています

よければラボでお待ちしています