私の院はダンサーさんが多く通う治療院として知られています
私が思っている以上にその印象が強く
バレエを周りでやっている方がいて
葵接骨院を知っているか?と聞くと「知っている」って声が聞かれるほど
10年前なら完全にフィギュアスケートの治療家で知名度があったのですが・・・・
ということで・・・
葵接骨院はフィギュアスケーターやバレエなどのダンサーさんを診る治療院
という印象から一般の患者さんには敷居が高くなっていることも
では実際どれくらいダンサーやスケーターが多いのかというと・・・
一か月に診る患者さんのおよそ3割がダンサーさんです
プロアマ、こども大人問わずです
あれ?思ったより少なくないですか?
そうなんですよ。
では、残りの7割の多くはどんな属性かというと
「ダンサーの親御さん」「ダンス指導者の知り合い」「大人バレエの方の職場の人」
といったダンサーさんの周辺にいる方か
「ダンサーを診れるらしいから、この症状も診られるだろう」
って感じで訪ねてくる方なんです。
ざっくり言うと「ダンサーさんからの口コミ」で来院されるダンサー以外の患者さんです
その中には、テニスやっている、スキーやっている、野球やっている、サッカーやっている・・・
はたまた料理する人、畑仕事している、プログラミングやっている・・・・
そういう方たちの「けが」と「不定愁訴」
不定愁訴というのは、特に原因がはっきりとした外傷ではなくて
日々の生活でなんとなく痛くなってきたものなどをさします。
怪我でおおいのは、TFCC関連の手首のけが
これは、うちのブログがTFCC損傷で検索すると結構上位にくるために
一見さんでも多いのです。
不定愁訴で多いのは、股関節と膝
股関節周りはリリースをすることでかなり動けるようになるので
これをやってもだめならオペをって感じの方も多いし、
オペ後の癒着をとるためも多い
バレエやダンサーさんが目立つのはそれを「専門」に治療院ができるくらい需要があっても供給する治療家がいないので目立つジャンルだからです。
実際「バレエ専門」とうたう治療院もありますし、そこにはそこの良さがあります。
でも、私自身はバレエ専門とはうたっていません
専門性を持つというのは強みでもありますが、諸刃の剣でもあります
うちはもともとフィギュアの選手が多く、スポーツ医学を中心に勉強していました
そこにバレエの方が多くくるようになったのは、バレエは「ステージ医学」という分野で
この分野はスポーツ医学からみても10年くらい遅いなぁって感じました
フィギュアは強い選手も多く、トップの取り組みがみえていました。
なので、ベーシックな情報から最新の取り組みまでが手に取るようにわかりました
でも、バレエに触れてみると・・現場に落とし込みがされていないのがよくわかったからです
なのでスポーツ医学でステージ医学のバレエの方にいろいろ提供したことで
口コミが広がったのです
私はバレエ経験者ではないので、バレエの知識でバレエの患者を呼び込むことは無理なので。
もちろんバレエ関係のセミナーにも行っているので「この先生はバレエに熱心である」という印象も手伝ってのことだとは思います。
「なんでもできる」は「なんにもできない」くらいになりがち
そうなるのがいやで「専門性」をうたう先生も多いし、
そのほうがわかりやすいのでそういうところに患者さんも集まりがち
でも、私のようにスポーツ医学→ステージ医学と横展開していくと、
それ自体が強みになっていきます。
結局のところ、「なんでも診られる」が強くなるので
バレエ以外の患者さんも多くなるのです
・・・・・と分析しています
スポーツリハ→フィギュア→バレエ
今この先に「表現者」という分野がついてきています
声を使うお仕事の人も入ってきています。
実はモニターで治療を受けてもらっている分野の方が数名います
このあたりはまた別の時にお話ししていこうかと思います。
バレエ以外の患者さんももちろん診ます
それは「なんでも診ます」の何でも屋という意味ではなく
横展開してきた知識があるから「なんでも診れます」なのです。
今年20周年を迎える院長のちょっとしたつぶやきでした