歩行改善は足趾だけでは不十分


本日は土曜日。一般の方向けブログとなります。

担当はトレーナー三輪です。

 

 

『先日、自分が真っ直ぐ歩いてないことに気付いてしまいました。』

パーソナルトレーニングを受けている最中、突然告げられたお言葉です。

 

赤ちゃんのうちにいつの間にか覚えた「歩く」という動作も

正しい歩き方かどうかなんて学校の体育でも教えてくれません。

 

スポーツやダンスの教室はあっても歩き方の教室なんてありません。

 

しかし、日常生活で間違った歩き方をしていれば

・外反母趾や偏平足などの変形が起こる

・靴を履いた時に痛みが伴う

・運動時のパフォーマンス低下や技術取得の遅延

・足部以外の膝や股関節・腰などの原因不明の痛みが発症する

・お尻や太ももを中心とした下半身太り

などの不調が引き起こされてしまいます。

※巻き爪や匙状爪といった爪の変形も歩き方が原因とされています。

 

 

歩き方が悪い人や、足を怪我した人の多くは足趾のトレーニングを一生懸命やりがち。

もちろん足趾は重要です。トレーニングする必要があります。

しかし、そこだけでは意味がありません。

合わせて必要になるのが『足首の動き』。

 

ぜひ皆さんもチェックしてみましょう。

つま先が真っ直ぐを向いたまましゃがめるかどうか。

しゃがめるだけの足首の可動域が無いと足首の招きが不十分になってしまうため

代償動作としてペタペタ歩きやガニ股歩きになってしまいます。

他にも、踵を着かないでつま先で歩いているという場合もあります。

 

 

では・・・

脚を伸ばした状態で足首だけを曲げることが出来ますか?

小指の付け根が外くるぶしの真上に来るぐらいが理想。

 

ダメな例としては指が反っている場合。

足首の角度は変わっていません。

これでは本来使いたいはずの足裏の筋肉が伸ばされてしまい意味がありません。

 

下画像のように指が動かずに足首のみ動かせられるようにしましょう。

 

より歩行のイメージに近づけようとするのであれば、ゆりかご運動を取り入れるのをオススメします。

【足の形は歩き方で決まる?】

 

 

身体の重みを使って足首に荷重をかけること

非荷重位で自分の筋肉を使って操れること

どちらも出来るのが理想。

 

 

痛みを取り除きたい!⇒

使い方を直したい!⇒

散った桜のじゅうたんの上をゆっくり歩きながら自分の歩き方を見直してみてはいかがでしょうか?