血液検査と食事調査をもとに食事指導をさせてもらっています。
通常の健康診断では、肝臓や腎臓などの機能が異常ではないか?といったことを診ますが、
葵でやっているのは、患者さんひとりひとりが持っている症状と、それに合致する血液検査の結果があるかで、
決して、検査数値をよくすることが目的ではありません。→ 血液検査による食事指導はこちら
血液検査をして食事指導をしていると、もしかしてこの人胃酸がでてないのでは?ということがあります。
検査項目にペプシノゲンが入っていれば参考にしますが、
特にオーダーとしては入っていないのが通常です。
テレビCMの影響で、日本人はストレスで胃酸過多という人が多いイメージを持っていますが、
多くの日本人が実は胃酸が少ないことを意味する、減酸症や低酸症だったりします。
食事の中で酸を出しやすくしたり、酸を足したりして普段の食事でも改善は可能ですが、
そもそも自分が胃酸が出ていないということを知らない方が多い。
どうしてかというと、ずっと生まれてからそれが体質だと思っているし、他人と比較したことなどないから。
胸焼けしているかもよくわからないわけです。
そこで、先日Facebookにものせたセルフチェックをこちらにも載せておきます。
胃酸がでてるかな?セルフチェック方法
用意するもの:
食品用の重曹またはアルミフリーのベーキングパウダー 小さじ1
水50〜100ccに溶かして空腹時に飲みます。50ccだと溶けきりませんでした。
5分以内にげっぷが出る用でしたら胃酸がでています。
これをやったあとの食事では、レモン汁大さじ1(レモン半分くらいつかいます)と水大さじ3を食事をとりながら飲みます。げっぷのテストと対でやるほうが胃の負担を考えるといいですが、レモン汁だけで試すこともできます。
その場合は、食後2-3時間で胃がすっきりしていたら胃酸が普段はでていない状態。
ムカムカするようなら胃酸過多の状態なので普段十分に胃酸がでてるということです。
前者は、胃酸があれば炭酸ガスが発生してげっぷが出ます。後者は胃酸をphの近いレモン水で足してやることで量を知る方法です。
ちなみに私は、5分どころか10分たってもでませんね(笑)
3分もかからない人もいるの・・・
そもそも自身の食生活の中でも胃酸が少ないことはよくわかっていました。
油ものが苦手だったり、焼肉のカルビがどうもだめだったり、酢の物が好きだったり、
刺激物がときどき食べたくなったり・・・・・
ちょっとしたことで気づきがみなさんにもあると思いますよ。
自身の食べる行動にはわけがあるから。
まぁ、まずは試してみてください!!
栄養をいくら語っても吸収できるからだがなければ意味がありません。
そして、こういうセルフチェックや対処法など、私自身いろいろな情報を持っていて試してみています。
勉強しているうちに以前の考えなんかも変わってきていますので、
試してみて、さらに調べてみて、研究結果を見比べて変更になったものなど
日々ブラッシュアップしてセミナーでおつたえしています。
バックアップセミナーのこころと栄養の中でもお話をしていきますので、
興味がある方はぜひ参加してみてくださいね。
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