全か無かの法則ではなくバランスね


患者さんとのお話の中で面白いなぁとおもうことがあります。

自律神経に関してのお話をしていると

 

 

【夜は副交感神経優位で昼間は交感神経が優位】

 

 

ということはよく知ってみえる。

結構有名な話なんでしょうね。

でもその【優位】というのが、スイッチが完全にオンオフになるくらいだと思っている人が多い。

これ、誤解。

実際は

 

【ほんのちょっとだけ活発】

 

 

という感じで、副交感神経も、交感神経も

【バランスをとってる上での優位】

なだけなんです。

 

 

夜寝てるときなんかを考えると、完全に交感神経がオフか?というとそういうわけではありません。

交感神経も副交感神経もどちらもバランスよく低いところで働いていて、

そのバランスの中でもみてみると

副交感神経のほうがちょっと活動しているということ。

 

その状態から目覚めた時、

両方をしっかりと上げてくることが大事で、

さらに言うと交感神経がそこからわずかに優位になるのがいいバランス。

 

それを考えた場合、

朝食をとったほうがいいのかというのも考えられると思うのです。

 

 

葵接骨院では選手には、朝食をとるように言っています。

食べ物をたべて消化されるとき、副交感神経もお仕事を始めます。

スポーツ選手というのはどちらかというと、交感神経が優位です。

なので、食事をせずに練習に入ると、睡眠時に下がった両方の神経システムの底上げがされないまま、

交感神経だけが優位になってしまいます。

 

さきほどもいいましたが、

オンかオフ、全か無化の法則だけという【優位】ではなく

 

 

【バランスがとれた中での優位】

 

 

があくまで大事なのです。

そのあたりを考えてみたら、逆もまたしかり。

動いて交感神経が興奮したり、今の社会においてストレスが多いと、やはり交感神経優位になりやすい。

食事をとることによって、この興奮を静めることもできるということ。

そう考えると、いわゆる

 

 

【ながら食い】

 

 

というのは、自律神経のバランスをとるというところから考えると良くないのがわかりますよね。

少しだけこういうことを見直してやるだけで、

世の中にあふれる

 

 

【自律神経失調症】

 

 

というのは解決策があるのではないでしょうか?

葵接骨院のHPのトップページには、

 

【葵接骨院は腰痛専科でも、肩こり専科でももちろん整形外科でもありません。あえて言うならヒト科です。】

 

という文言が書いてあります。

体はバランスがとれてこその症状解決です。

全か無かの法則ではなく大事なのはバランス。

 

ちょっとだけトップページの文言の意味がわかってもらえましたか?

よければ、葵のコンセプトもぜひ目をとおしてみてくださいね。

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