先日のセミナーで、女性のからだについてお話したところ、

サロンさんよりご相談がきたので、ちょっと回答としてここで紹介したいと思います。

“閉経後の患者さんへのダイエット指導は？”

というものでした。

セミナー内容はおもに生理周期をお話していましが、女性はいくつになってもきれいでありたい。

それは閉経後だって同じなんですよね。

まず、閉経後の理解のためにはからだの理解。

体脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪の2種類があります。

女性の体で脂肪のつきやすい場所は、おなかよりの下の方。

下っぱらって言うやつですね。

それからお尻や太ももで、これらは体脂肪の分類でいうと「皮下脂肪」に分類されます。

女性は妊娠して「つわり」になると、十分に栄養が取れなくなってしまいますので、下半身にたくわえた皮下脂肪が、おなかの中で子供を育てるための栄養源になり、非常に重要な役割を果たすのです。

そのために皮下脂肪が多くつくようにもともとなっています。

では女性でおなかの中に内臓脂肪がついてしまうとどうなるでしょう。

胎児のいる空間が狭まり、正常に成長できなくなってしまいます。

このため女性の体は、妊娠する可能性がある時期は内臓脂肪が蓄積されにくいようにできているのです。

でも、いわゆるおばちゃんになってくるとしっかり蓄えている方いますよね？

閉経前の女性には内臓脂肪がつかない、

すなわちメタボリックシンドロームにはなりにくいと言うことができます。

同時に、閉経後は内臓脂肪が男性同様に蓄積されていきますので、50歳以降からは注意が必要になってきます。

このあたり重要になります。

この内臓脂肪の蓄積のスタートが遅いことが、

女性の平均寿命が男性よりも高いこと、

そして死因における生活習慣病の割合が少ないことの要因でもあるといわれています。

年齢とともに皮下脂肪に内臓脂肪がたされる状態でやせづらくなると感じます。

でも、痩せられないわけではありません。

食生活を変えたり、ちょっとした運動療法で改善されていきます。

実はこの年代に一番効果があるのが

“ウォーキング”

だといわれています。

ウォーキングを実際やってみるとわかるのですが、歩けば歩くほど痩せやすくなります。

ただし、ウォーキングが苦手なのは

“ボディーメイク”

といわれる。いわゆるメリハリボディーをつくることです。

ライザップのCMをみて

“私も行ってみようかと思ったわ”

と、先日黒柳徹子さんが言ってましたが・・・・・

しっかり、おうちでスクワットを毎日５０回やっているそうですよ。

足腰の強さは、妊娠力の高さにもつながるとタニタの研究で言われていますが、

なにも妊娠力だけでなく、やっぱりメタボにも、最近はやりのロコモにも効くのです。

というわけで、生活改善をすることと、筋トレで見た目年齢-１０歳は可能なんですよ。

まずは、歩きませんか？

葵接骨院では、まずは生活チェック、食事チェック、からだのチェックをラボでさせてもらっています。

そして、実際自分の歩き方と感覚のずれのようなものを体験してもらうのには、歩き方改善マスターストレッチのクラスをおすすめしています。