8月もまもなく終わりになります。
そして高校野球も終わってしまいました。今年の夏は、三重高校が頑張って準優勝というれしいニュース。
その反面、東海地区をおそった雷雨で、高校生が一人落雷で亡くなったのも記憶に新しいのではないでしょうか?
現場ではやはりAEDが使われたようですが、あまりそのことにはふれられませんでしたね。
一般の方にはあまり知られていないようですが、AEDには記録機能がついています。スイッチを入れると録音が始まり、AEDを使いだしてからの音の記録が刻刻とされていきます。
録音はどの人に過失があるとか、正しく心肺蘇生がされているとかってのを見るものではなく、ショックが開始されるまでの時間とか、心肺蘇生が行われていたのか?など、のちのちBLSの検証をするためのものです。
先日、VISAGEさんと真和接骨院さんと合同でおこなったAED講習でも、いっせいに多くの人が救命を開始するというものがあり、そうなると他人の声で近くにいても指示が聞き取れないことがありました。
おそらくそういう状況になるのだと思います。
実際の録音記録を聞いてみると、周りの方の叫び声や、パニック状態なのがひしひしと伝わってきます。
静かな会場での講義なんかではないリアルがそこにはありました。
静かな講習会場ではAEDの操作の声は非常に音量が大きく感じていましたが、
実際の記録を聞くといろいろな音にAEDの指示の声がかき消されてしまい、ショックボタンを押す機会を逃していることがわかります。
ドラマなどで“お客様のなかに、お医者さんはいませんか?”という場面がありますが、医療関係者でもあまりそういう場では前に出ることを躊躇することがあると聞きます。
医療関係者なら助けられて当たり前、助けられなかったら・・・・・・・という気持ちになるからだそうです。
また、現場に駆けつけた警察官とのやりとり、その後の処理に対応するのに精神的にも時間的にも大変になるからということもあります。
たとえ助けられたとしても、その後助かったことだけを美談にしたり、美化しすぎるのも。。。。。。いろいろと考えると勇気がでなくなりますね。
葵接骨院ではたくさんのランナーさんをみています。
マラソンはスポーツの中では突然死がもっとも多い競技です。
初心者ランナーはちょっと辛くなった中盤あたりにもう一度踏ん張ろうと頑張ったあたり、
ベテランはラストスパートをかけたゴール前または後に倒れるケースが非常に多いのです。
多くのマラソン大会には救護班がいますが、倒れた人を一番に見つけるのは間違いなく
そばにいるランナーさんです。
できれば、マラソンをされる方には一度救急法の講習には参加していただきたいと願っています。
何かのときの備えはなにも誰かを救うためのAED講習だけではありません。まずは、自分自身の身体のメンテナンスからできることです。
運動の秋、食欲の秋の前に、身体メンテナンスと正しくからだを使ってみるようにしてみませんか?
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身体メンテナンスは、中高年だけではありませんし、若い人ほど1日でも早くにとりかかるべきですし、運動はいくつになっても効果があるものですよ。
今!はじめましょうね。