手のしびれのイメージの違い


手にしびれがあるって
伝えたけど触ってもらえなかった
ㅤㅤ
患者さんからときどき聞かれるセリフ
腕のしびれがある
手のしびれが気になる
このお悩みは結構多い
 
てのしびれは脳にちかいこともあり
足のしびれより不安を訴える人は多い
 
 
それを病院に行って
診察時や問診時、リハの時に
伝えても直接、しびれがある場所を
触ってもらえなかったという
ちょっとした不満からくる言葉
実は私自身も
しびれがある場所を直接触らないことも
よくある
治療家である私の頭の中は
どうなっているかというとㅤ
添付の写真(動画)のような
画像が脳内に浮かんでいるんです
 
 
ついでに言うと
どのあたりにしびれがでるかも
想像が可能なんです
でも、きっと一般の方ならこの写真をみて
「手の神経ってこんなに首からでてるんだ!」
とか
「え?神経ってそんな間を通っていくの?」
ってちょっとびっくりすると思います
治療家の私は
この図が浮かんでいるからこそ
解剖学にでてくる神経の走行や
しびれのでる位置などのデータがでて
その次に
そこからパズルを組み合わせるように
治療方針を決めて
首の治療をしたり肩回りの治療を
優先したりしているんです
この写真のイメージがあるからこそ
治療の組み立てができていて
その結果、他の場所から治療するのです。
でもね、それをちゃんと患者さんに
伝えてないことがあったような気がする。
この写真(動画)がツイッターで
流れてきていいねの数をみて
「ハッとした」のが実のところだから
自分の当たり前が
みんなの当たり前とは限らないといういい例
そして私のお仕事は
「その人の悩みを解決すること」
だから解決に導くプランを作ることは
当たり前なんだけど
ここに「どう寄り添うか」が重要
たった一枚の腕神経叢(わんしんけいそう)
腕の神経の写真(動画)だったんだけど
患者さんには、腕のしびれに関係するこの写真の
イメージがないことを改めて気づかされたし
治療家が寄り添うべきポイントも再認識できた
それにしてもこの解剖学の図をみて
ほんとに人のからだって神秘的というか
一体だれがこういう構造にしたんだ?
って感心しちゃいますね。
今日の教訓
★手のしびれは首からのときもある
★姿勢が悪いとしびれはでやすい
★シャンプーの時のてのしびれは注意
★手のしびれなのに運動療法は腕立ての時がある
★しびれの場所を触らないこともよくある
★自分が知っていることが当たり前ではない



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