たしか2年前くらいにも記事にしたことがあるのですが、いまだに聞かれる質問で
“イージートーンって足は細くなりますか?”
「イージートーン」はリーボックからでている靴でコンセプトコピーは「履くだけのジム」。
「ジムに通えない」「トレーニングする時間がない」といった働く女性向けに開発されたシューズです。
他社からも似たようなものでスケッチャーズのシェイプアップスとかが有名だと思うがこれらは一般的に「トーニングシューズ」というカテゴリに分けられている。
メディカルウォーキングの講座をやっていたとき、その靴を持ってこられる方がかなりいたりするのですが、これでの講座参加は基本的にはお断りしていました。
トーニングシューズは「履いて歩くだけでヒップアップする」とか「太ももとお尻の筋肉がいつもより鍛えられる」的なことが書かれているし、その効果を求めて買われるかたも多い。
もし美脚を求めて買われているとしよう・・・・・
そもそも美脚とは?
おそらくは細く引き締まった脚を想像されると思う。ちょうど最近ならミランダーカーや、一昔前の日本なら森高千里のような美脚を。
でも、この靴を買われた方というのは、そういう風にはなっていないから購買欲がわくのだと思う。
そういう風になっていない・・・・というのは、女性の体型の悩みで言うところの「モモはり」だったり「大きなお尻」だったり、「太めのふくらはぎ」だったりする。
これらはなるべくしてなったものです。
たとえば・・・・骨盤の動きが左右均等でないとすると・・・・タイトスカートがクルクル回るという現象でもわかると思う。
左右均等でないのが「使えないから」なのか「使っていないから」なのかの判定がまず必要になる。
このあたりはある意味一般の方には判定は難しいかもしれない。
でも簡単なところで言えば前屈して最後にそのままの姿勢でとまれないでどっちかに流れていくようであれば「使えないから」と考えてほぼ間違いないと思う。
その状態の人は、どこかで身体が必ずその動かないことに対する補填をしている。
たとえば、股関節のポジションを少し変えることで身体を支えていることだってある。
膝を外に向けることで代償しているかもしれない。
足全体を外に振ることでまっすぐ歩いていけるようにしているかもしれない。
この人たちはその状態で身体を使っているのだから、本来使わないはずの筋肉を使って歩いていたりする。
その結果としてももはりだ、ふくらはぎの太さだ、大きなお尻だ・・・・となるわけです。
その状態でトーニングシューズを履いたとすると、
骨盤がしっかり動けないからどこかが代償をしたままそのクセがでる→そのクセをうちけそうと別の筋肉が動く・・・・・
どう考えても、筋肉使いすぎでしょう。
。。。。。となると、筋肉は太くなっていくでしょうから・・・・さらに脚は太くなる??
これでは、何を求めているのかがわからなくなる。
美脚は「細くてしまっている脚」と定義するなら、程遠い努力になる。
使うべきところはつかって使わないでいいところは使わないのが一番キレイな脚を作る方法なのだ。
関節がキレイに動けるようになっているが、
今までのクセでその筋肉を使ってしまうのであればトーニングシューズにも出番があるのかもしれない。
あるのかもしれない・・・・といったのは、イージートーンにしてもシェイプアップスにしても、
その効果に科学的根拠はなく、広告は過大であったとして、
それぞれが商品代金の返還をそれぞれの会社がすでにしている。
このことは意外に日本では知られていないらしく、未だにトーニングシューズを購入されている方が多くいる。
トーニングシューズが悪いのではないが、使い方なのだ。
しっかりと身体をなおし、使える身体ができたところで、使いこなせる人に指導してもらってはじめて効果がでる。
そういう商品だと思って頂ければ結構です。
そして美脚を求めるのであれば先日スタッフ三輪が書いた記事も参考になります。
また、治療後に使ってもらうと効果が高いインソールも当院では取り扱っています。
インソールのフルオーダーはよっぽどでない限り必要ではありません。
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