ダンサーや選手のみなさんにとって「パフォーマンス力が高い」ってどういうことでしょうか?
これ、意外に説明できる人が少ないんですよね。
同じ競技やっている人、ダンサー仲間をみて
「あっ、あの人うまいなぁ」ってのはわかると思うです
それをでも言語化したことがないんだと思うんです。
「表現力が上手い」「重力が働いていないかのように見える」とか「滑らかに動いている」とか・・・
これまでいろいろな方に聞いたらこんな感じの表現がでてきました。
では「100m走」で考えてみてください。
100m走でパフォーマンス力の高さはなんだと思いますか?
スタートが上手い?ピッチやストライド?
「100mを10秒切れる人」「100mを15秒で走る人」単純にどっちが競技としてのパフォーマンスが高いでしょうか?
前者ですよね??
走るという運動をみたときに「主動筋のみ」で動けたらパフォーマンスは高くなります。
ざっくり言うと、やりたい動きをその動きを主体に構成する筋肉だけで動けるとパフォーマンスが高くなります。
100m走でいえば走るということを止める、阻害する筋肉が多く働けばパフォーマンスは下がります。
トレーニングは究極このバランスを究極まで近づけていくことではないでしょうか?
では、話を戻して、「ダンスや新体操、フィギュアにおいてパフォーマンスが高いってどういうことでしょうか?」
そのパフォーマンス力をあげるためにはなにが必要なのか?
テクニックなのでしょうか?
筋トレなんでしょうか?
逆に言ったら、そのトレーニング、レッスンはパフォーマンスをあげられるのでしょうか?
もしここで「あげられるのか?」っておもってしまったなら、一度立ち止まって練習内容ややらなきゃいけない事を考えなおしてみる機会だと思ってもらえればいいですね。
バレエや新体操の選手でレッスンの前、練習の前にがっつり外旋6筋とかを緩めている、ストレッチさせている選手がいたりしますが、両方ともにターンアウトは欲しいところですよね?
これからターンアウトしようって時に、緩まった筋肉で何を発揮できるのでしょうか?
それってパフォーマンスはあがりますか?
間違ったことをやらないというのも重要になりますよね。
なんとなくやっていることや、みんながやっているから自分もやるというようなことって結構パフォーマンスを下げてしまっていることがあると思ってみてください。
トレーニングにはいろんな原則があります。
それは、パフォーマンス力をあげるためでもあり同時に怪我を予防するためでもあります。
その一つとして「意識性の原則」を意識してみてください。
どうしてそれが必要で、なんでそれをやるのかを理解することです。
それができたときにパフォーマンスアップにちゃんとつながっていきます。
努力は正しい方向であれば報われることは多分にあります。
でもやっぱり過程は大事ってことです。
ちなみにこのパフォーマンス力を高めるを狙っておこなっているのが「パフォーマンスアップのための開脚レッスン」です。
座学を入れつつ実際に開脚力を高めるために組んでいる動きをやっていきます。
特定の曜日にやっているわけではないので、いつからでも始められますよ