ダンサーのトレーニングを担当しているとよく相談されるのが
《つま先伸びない問題…》
骨格上どうしても伸びないという子は稀にいますが
正しい使い方や正しいケア方法を知っておけば
今よりもう少しつま先がキレイに伸びるようになるというダンサーさんはたくさんいます。
そもそも、足のトレーニング・ケア・使い方…
これらを何も知らないままレッスンしているというダンサーはとても多いです。
トレーニングの際に、
「普段から何かやっていますか?」
と、聞いても
やっていると答える方は少ないです。
バレエに限らず、つま先立ちになることが多いジャズや
ハイヒールを履いて踊る社交ダンスやその他ジャンルのダンス…
どのダンスであっても足への普段は日常生活を過ごす以上の負担がかかってきます。
レッスンが終わった後、
お決まりのように座り込んでスネやふくらはぎを叩いたり・揉んだり…
マッサージする癖がついてしまっている方が多いですが
本来、そこが疲れてしまっていること自体間違っています。
足裏の筋肉が使われていない(グーが出来ない)
足指がコントロールできない(パーが出来ない)
レッスン前に足の準備運動をしない
レッスン後にケアをしない
今までの間違った使い方を改善させるためには
上記の使い方や行動を直す必要があります。
実際には、トレーニングの中で私がつま先を伸ばしやすくすることも出来ます。
ただし、それは一過性のものなので
出来るようになってもそれを正しく使って体の覚え込ませなければ元に戻ってしまいます。
きれいな足を手に入れるために一番大事なこと。
それは、毎日少ない時間でも継続してトレーニングとケアを続けること。
やり続けることが結果に繋がります。
長くトレーニングに通ってくださっている方でも
これを続けている人と続けていない人では効果が圧倒的に差が出ます。
私が見てきた中で、小学生は早くて3ヶ月・大人はおよそ1年かけて足の使い方を改善させることが出来ました。
しかも大人と言っても、プロや指導者ではなく大人からバレエを始められた方。
・シューズを履く前に少しでも指の体操をする
・レッスンの前に今日の足の調子を確認しておく
・日頃から足指・足裏が使えるようなエクササイズを行う
・レッスン等で使った後は丁寧に足のケアを行う
これらを習慣にするだけで、特殊なことをは必要ありません。
自分の足と対話する時間を増やすのです。
それで、ぜひ正しいグーやパーの形ができるようコントロールしましょう。
細かい使い方や、トレーニングの仕方は葵でもお教えできます。
何から始めていいか分からない方はトレーニングのご予約お待ちしております。