顎がカクッと鳴るのはなぜ? その音、何度も確かめないでください。
口を開けたり閉じたりするときに、顎が「カクッ」と鳴ることはありませんか?
患者さんからも、よく相談される症状の一つです。
そして、お話を聞いていると、こんな方がいらっしゃいます。
「先生、ほら、こうすると鳴るんです」
そう言いながら、何度も口を開け閉めして見せてくださるんですね。
でも、実はその動作、できればやめていただきたいのです。
顎の中には「関節円板」があります
顎の関節は、耳の少し前にあります。
そこには、下顎の骨と頭の骨の間に「関節円板」という組織があります。
関節円板は、顎の動きを滑らかにし、関節にかかる力を分散する役割を持っています。
普段は見えない場所にあるので、患者さんにお話ししても、なかなか想像しにくい部分です。

「カクッ」という音は、どうして鳴るの?
口を開けるとき、下顎の骨は単純に上下するだけではありません。回転しながら前方へ移動しています。
このとき、関節円板も顎の動きに合わせて動きます。
ところが、関節円板の位置がずれていると、口を開ける途中で下顎の骨と関節円板の位置関係が急に変わり、「カクッ」という音が生じることがあります。
これが、顎関節のクリック音が起こる代表的な仕組みです。

画像はAIで作っているので、イメージとしてみておいてください💦
もちろん、顎の音にはさまざまな原因があり、すべてが関節円板によるものとは限りません。
ざっくりいうと、関節円板がちゃんとついていって動かないからそうなる・・・・くらいにイメージしてもらうといいです。
音が鳴るかどうか、何度も確認しないでください
ここが、今回いちばんお伝えしたいことです。
「今日は鳴るかな?」
「さっきは鳴ったけど、今はどうかな?」
気になって、何度も口を開け閉めしてしまう。
その気持ちは分かります。
でも、音を確認するために繰り返し大きく口を開けたり、わざと顎を動かしたりすると、関節に余計な負担をかける可能性があります。
音が鳴ることと、痛みや症状の重さは必ずしも一致しません。
だからこそ、音を鳴らして確認することを習慣にしないでほしいのです。
葵接骨院では、顎関節を保護することも大切にしています
葵接骨院では、構造医学の考え方を取り入れ、顎関節にかかる負担にも目を向けています。
その方法の一つとして使用しているのが、顎関節用のテーピング材「バリアエム」です。
バリアエムは、膜圧効果と顎顆路補正作用による顎関節の保護を目的として開発された、無色透明の極薄膜テープです。
患者さんの状態に応じて、必要な場合に使用しています。
ただし、大切なのはテーピングを貼ることだけではありません。
日常生活の中で、顎にどのような負担をかけているかを知り、その負担を減らすことも大切です。

顎の音が気になったら
顎が鳴ると、つい何度も確かめたくなるものです。
でも、音を鳴らして確認することが、顎を良くするわけではありません。
まずは、わざと音を鳴らさないこと。
そして、痛みが出てきた、口が開きにくくなった、食事のときに困るなどの変化があれば、早めに専門家に相談してください。
顎関節は、食べること、話すことなど、毎日の生活に欠かせない関節です。
だからこそ、普段から大切に扱っていただきたいと思っています。
葵接骨院では、顎の状態だけでなく、日常生活での使い方や身体全体の状態も含めて考えています。
顎関節も含めておからだで気になることがある場合は一度あおいラボを受けみてください。