血液検査の結果をみると多いのが「タンパク質不足」
これだけ世間でもプロテインやタンパク質が注目されて積極的に摂っていても少ない。
先にお伝えしますが、うちで血液検査をしてタンパク質が足りていた人は1名もいません!
タンパク質は、まず胃酸で最初の消化がされるのですが、
この胃酸がそもそも十分出ていない人も多い。
胃酸が少ないというのは、胃酸を作り出す細胞ももちろん少ないということです。
この細胞の原材料も実はタンパク質。
つまり、タンパク質が不足すると胃酸が十分にでなくなり、タンパク質の消化も悪くなるという
負のスパイラルに陥りがちなんです。ここが意外に知られてないところ。
この結果として食べていても栄養が上手くつかわれなかったり、おなかの調子が一定でなかったりという悩みになります。
これを解消するために、タンパク質が分解された「アミノ酸」をとるという方法もあります。
その一つとして院でおすすめしているのが「お出汁」です。
昆布だしに入っているのはグルタミン酸。
鰹節のお出汁に入っているのはイノシン酸
これらは「旨み成分」としてよく聞かれると思います。
グルタミン酸はアミノ酸の一つで、アミノ酸が集まったものがタンパク質になります。
(日本旨み調味料協会より)
そして、グルタミン酸は、タンパク質の中に存在しているアミノ酸のトップなんです。
このことからも、タンパク質が不足している方には、まずはお出汁でタンパク質(アミノ酸の中のグルタミン)を摂るという、おなかにやさしいところから始めてもらっています。
以前は、茅乃舎さんのお出汁を私自身もおすすめしていました。
これは、とっても飲みやすくておいしいからです。
でも、この「おいしい」はグルタミン酸の力というより、「酵母エキス」の力だとも言えます。
酵母エキスは、食品添加物扱いされていないので表記としては「無添加」となりますが、
これが入っているからこそのおいしさもあります。
茅乃舎さんのお出汁がだめということでなく、そういうものだと理解したうえで飲んでもらうといいと思います。
院で今取り扱っているのは京都のうさぎ堂さんの、「福うさぎだし」です。
ネーミングが微妙ですが、あご粉末、鰹節粉末、真昆布粉末だけが入っています。
これらのお出汁を手軽に摂れるのがやっぱり魅力です。
タンパク質が大事だとわかっていても、いつでも肉の塊が食べられるわけでもなく、
おにぎりにふりかけて使えたり、納豆などの添加のだし醤油にかわってふりかけてみたりと
もちろんお吸い物やお味噌汁にいれるのも王道。
だし汁をお水がわりに飲むというのも手軽なタンパク質補給の方法にもなりますよ。
お出汁の効果は絶大で、これでおなかの調子が良くなったという報告を沢山いただいています。
接骨院でお出汁の販売なんてちょっとかわっているけど、
おなかの調子が悪いと姿勢も悪くなるし、身体の治りも悪くなるので、
やっぱり大事なんです。
これからの季節、特になるとさっぱりしたものを食べがちでさらにタンパク質不足が加速します。
上手にお出汁でタンパク質補充をしてくださいね。
もし自身の栄養状態が気になる方は一度あおいラボで実施している血液検査を使った栄養指導を受けてみてくださいね。
代謝には順番があるので、足りない栄養素があるからこのサプリをいれればいいというものでは実はないのです。
その人に応じた入れ方はありますよ。
5月はすでに5名の食事指導のご予約をいただいています。