トレーニングで筋肉量を増やし、ジャンプを高く跳びたいとかパフォーマンスを上げたい
と考えているスケーターやダンサーが多くいます。
もちろん筋肉量は必要です。
筋力もですし、筋持久力の面から見ても増やす必要のあるスケーター・ダンサーはたくさんいます。
もちろん、たんぱく質を摂ることもウェイトトレーニングも必須ですが
たんぱく質を多く食べたからと言って筋肉量が増えるわけでもありませんし、
トレーニングで持てる重りが増えたからと言って筋肉量が増えているとは限りません。
意外にも知られていないのだな…と思ったのが
ダンベルなどトレーニング器具の持てる重さが増える=筋肉が増えている
と、思っている方がいたこと。
場合として、筋肉量が増えていることはありますが
5㎏のダンベルから10㎏のダンベルが持てるようになったからと言って
同じ分だけの筋肉量が増えているわけでありません。
筋肉の運動は脳みそからの指令によって行われるものです。
指令が無ければ筋肉は活動しません。
脳みそは神経を通じて各筋肉に指令を出し、筋肉を動かします。
しかし、神経は日頃から指令を出し続けていれば難なく筋肉へ伝えることが出来ますが
普段使っていない場合、間違った指令を伝えたり指令がそもそも届かないことが起きます。
トレーニングを始めた頃の1・2か月は筋肉そのものが変化していくよりも【神経の適応力】が高まる時期になります。
体が新たな動作を学習したり、持てる重りが増えたり…
神経伝達が高まることでこれらを獲得することが出来るようになります。
この期間を過ぎて、より高い強度のトレーニングで筋肉に負荷をかけていくと筋肉がさらに成長していきます。
ここで、やっと筋肉が大きくなります。
脂肪を1㎏蓄えるのはそんなに苦労はしないけど
筋肉を1㎏増やすには時間がかかります。
たった1か月トレーニングをして効果が出なかったからやめてしまう
これではせっかく続けたトレーニングも筋肉量を増やす前に終わってしまいます。
効果を感じるためにも長期的に続けてみましょう。
まずは1年くらいかけて。
毎日ガッツリ行う必要はありませんので、1年続けられると思うペースで計画を立ててやってみましょう。