慢性低体温から抜け出す


先日、質問がありましたので皆さんにも共有できるようブログにしてみました。

 

『低体温ってどうしたら改善できるの?』

 

軽度症状として、手足の冷え・体調がすぐれない・血色が悪い等が挙げられ

慢性的な低体温症を抱える多くは女性だと言われています。

 

冬の寒い時期だけでなく、夏のクーラーの効いた室内で汗をかかない生活だったり

冷たい飲み物を飲むとお腹の調子を崩して、寒くなってしまったり…

1年を通して体温が低くなっている場合は慢性的な低体温症が考えられます。

 

 

そもそも本来の体温の上がり方というのは・・・

体温は寝起きが一番低く、午前遅めから夕方にかけてピークとなりその後緩やかに夜にかけて下がっていきます。

 

この調整を整えるには筋肉による働きが必要となります。

筋力低下は体温が低くなるのと大きく関係しています。

熱を発生させる60%は筋肉から行われており、体温調節のコントロールを行う自律神経を正常に働かせるのに欠かせません。

 

高齢者の場合、

特に筋肉量が減ってしまうことで基礎代謝量の低下が考えられます。

適度な運動を行い、筋肉量を増やす必要があります。

オススメは、ランニングなどの有酸素運動より筋肉を短時間で素早く動かすような無酸素運動

有酸素運動は、その場では温かくなりますが時間が経つと体温は下がってしまいます。

無酸素運動で今まで使われず眠っていた筋肉をもう一度起こして、熱の発生量を増やすことが改善のきっかけになります。

 

 

もう一つは食事

熱を多く作り出すことのできるたんぱく質の摂取量が少ないことも考えられます。

普段から糖質が多く、たんぱく質量が少ない食事の方は注意が必要です。

たんぱく質とは、肉・魚・卵…等。

目安量は体重1㎏辺り0.8g~1.5gほどと言われていますが、消化が上手くいかずに膨満感を引き起こす場合がありますのでむやみに高たんぱく質食にいきなり切り替えないように気を付けてください。

 

若年層の場合、

隠れ貧血が伴う場合もあります。これは鉄不足によって起きるもの。

毎月の月経により鉄分は失われていきます。

酸素を運搬する役割を持つヘモグロビンの原料はたんぱく質と鉄分です。

ヘモグロビン量が減ってしまえば酸素を運搬する運び屋の数が減ります。

酸素はエネルギー消費をする際に必要な材料ですが、その酸素量が少なければエネルギーを十分に燃やすことも出来ません。熱を発生させることが出来なくなってします。

手先の冷えやむくみ、血色の悪さにつながりますので、補給する食事なりサプリなりが必要になります。

 

そして、最後に忘れてはいけないのが

筋肉を作るのにも、血液濃度を正常に保つためにも必要な『水分』

水分の摂取量が少ないと気づかないうちに脱水状態となっていることがあります。

筋肉の約70%は水分です。水分不足になると筋肉量が減ってしまいます。

お茶やコーヒーは利尿作用があるためより脱水状態を引き起こしてしまうので避けましょう。

お肌の乾燥・むくみにも影響が出ますので気をつけましょう。

ミネラルウォーターで構いません。まったく飲む習慣がなかった人は500ml~1ℓペットボトル量を1日に飲み切れるよう心がけてみてください。

本来なら自分の体重×50mlが自分の必要水分量となります。

例:50kg×50ml=2500ml(2.5ℓ)

 

 

 

運動しなくなった・少し歩いただけで息が上がる・体脂肪率も増えてきた…等

筋肉や運動量が気になるという方は⇒

 

すぐお腹を壊す・外食をよくする・貧血かもしれない…等

食事内容が気になるという方は⇒

をオススメします。