スケーターやバレエにあってほしくないけど、何故かあるあるとなっているのが
【ボールを投げる/取るが出来ない】
一概に全ての選手やダンサーに言えるわけではありませんが
話を聞くと体力テストのボール投げが1桁という子はちらほら・・・。
フィギュアスケートもクラッシックバレエもボールを使うことはありません。
種目で見ればなんら関係ないと思われますが、関係大アリです。
成長過程で見ていくとボール投げるというのはおよそ2歳過ぎた頃から可能になります。
もちろん飛距離はありません。
しかし、5歳過ぎた頃になると女の子でも小さいボールを約6m投げることも可能だと言います。
ボールを投げることが苦手な子はどうしてうまく投げることが出来ないのか…
それは「投げ方を知らない」からです。
ボールは腕を振り回して遠くに飛ぶものではありません。
大きく分けて〔上体・腰・脚〕の3つを連動して動くことを理解すると変わってきます。
①上体を前後に動かしながら手と肘を伸ばす動きだけでボールを投げる
②上記に加えて、体幹の回旋運動を伴い肩を使って投げる
③上記2つに加えて、投げ手と同側の脚を踏み込んで大きく体重移動しながら投げる
④投げ手と反対側の脚で踏み込んで体重移動と同時に体幹を回旋しながら投げる
大きく分けて4パターンに振り分ける事が出来ます。
おおよその目安として①2~4歳 ②3.5~5歳 ③5~6歳 ④6.5歳 で獲得できると言われています。
(ただし、女子に比べて男子の方が④の動作を獲得する年齢が早いと言われています。)
個々の運動能力・成長スピードを考慮したデータではありませんし、
実年齢に当てはめて「この年齢を過ぎても出来ないから運動音痴だ!」と決めつけないでください。
先ほどの4パターンを見てもらうと
少しずつ身体の使われる部分が増えているのと、動きが複雑になっています。
この過程が身体の『連動性』『協調性』といったものを高めてくれます。
スケートの練習も、バレエのレッスンも、
単純な動きからすこしずつ色んな複雑な動きを覚えていきますよね。
それと同じようにボールを上手に投げられるようになることも、全身を連動させて動くためのトレーニングになり得ます。
今年のバックアップセミナー名古屋会場で講師を担当される岡田さんは
色んな動きを組み合わせて体験することで、基本動作から身体を思い通りに動かす、さらにスポーツに必要な身体づくりまで…
主宰しているドリスポ愛知にて運動教室を開催しています。
もちろん、上でお話したような理論的なお話でも、ボールを投げる為のトレーニングをするわけではありません。
36ある基本動作を様々な動きの中で体験していくことがのちの競技力に繋がっていきます。
こういった基礎的な運動能力を伸ばしてくれる教室はどこに行けば良いの?と思われる方もいると思いますが、愛知の方であればドリスポ愛知はとてもオススメです。
また、今回のバックセミナーの内容の様に保護者や指導者を対象にしたセミナー・講演活動も多くされており
あおいでも以前行われた「ドリームサポーターになろう」は好評のセミナーでした。
ぜひこのブログを一緒に見ていただきたいです。
「うちの子は運動音痴だから…」なんて決めつけたりせず、自分の子どもが持つたくさんの可能性を信じてあげてくださいね。
フィギュアスケーターのママに限らずご参加いただけます。
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