葵では多くのスケーターやバレエダンサーのトレーニング指導を行っています。
話を聞けば悩んでる箇所がみんな似ている…というより同じ!?
つまづく箇所は比較的どの子も同じなんだなぁと思っています。
その中で最近よく言われることとして
お尻のトレーニングを教えて実際にやってもらうと・・・
「えっ、痛い!!」
「こんなのムリっ!!!!」
という言葉ばかり聞こえてきます。
スケートないしバレエが上手くなりたいという思いをサポートすべく一生懸命教えているのに途中棄権する子が続出…。
もちろん大人ダンサーもね…。
私、悲しくなっちゃいますっ!・゜・。(ノД`)・゜・。
不思議なことに同じフォームで太腿の前に力が入ってるときは
そんなこと言わないで「ちょっとここが痛くなってきました」と控えめな反応を見せるんですよね…。
しかしこれがお尻になるとみんなビックリするような反応を見せてくれます。
私から言わせると
どれだけお尻の筋肉使わずにスケートやバレエやってたの!?!?
というわけです。
私のトレーニングを受けたことの無い方からしたら
私がどれだけハードな内容をしているのだろう…なんて想像するかもしれませんがむしろ基礎中の基礎しかやっていません。
スクワット・ランジ・デッドリフト…これらがベースになりますし重りを持たせるレベルまで達していない子が圧倒的に多いです。
最近はネットで有名バレエ団のウェイトトレーニングの動画などが簡単に手に入る世界ですから
バレエダンサーの中には一度はその映像を見たことがあると思います。
多くの子は“見てお終い”状態。
あれを目指しなさいとまでは言いませんが
プロで活躍されている方が自分の身体をキープするために必要だとして行っているわけです。
『怪我に悩まされている』『軸が安定しない』『高く跳べない』
こういったネガティブな要素を「自分にはセンスがない」「私はそのレベルじゃない」と割り切っていては
憧れは憧れのまま終わってしまいます。
・自分が目指す先は何なのか
・趣味程度なのか国内トップクラスまで上り詰めたいのか
・海外まで行って経験を積みたいのか
確かに目の前のコンクールも重要かもしれませんが、もっと長期で見た時に5年後10年後どうなっていたいのか
それによって今やるべきことが見えてくるはず。
ひとまず、5年後10年後どうなりたいか想像できなかったとしても
お尻の筋肉は途中棄権しないで頑張って鍛えてもらいたいものです・・・。(切実)
『痛みはないけど怪我しない強い身体を作りたい』
『身体の正しい使い方をちゃんと教わりたい』