そのウォーミングアップは適切か


フィギュアスケーターはシーズン真っ最中。

バレエダンサーも発表会や公演を年末・年始に控えている方が多く

トレーニングやコンディショニングの予約が入ってきております。

 

 

 

その中で先日頂いた質問が…

「本番前のアップで何をしたらいいのか教えてください」

でした。

 

 

 

もう少し前から長期的にトレーニングを指導してきた中でこの質問をされるのであれば

私も身体を見てきているのでアドバイスが少しなりと出来たと思います。

しかし、普段トレーニングを見ていない中でこの子に必要なものが何か教えてくださいと言われても

それはやはり無理難題なわけであって。

 

 

何が使えていないからウォーミングアップに取り入れているのか

何を意識させたくてウォーミングアップをしているのか

そのゴールに対してのルートが違っていればどれだけ時間をかけてもゴールにはたどり着けません。

 

 

 

もちろん身体に詳しい治療家さんやトレーナーにチェックしてもらう方が

自分だけで判断するよりも正確に多くの指摘とアドバイスを得ることが可能です。

しかし、トレーニングを見てくれる環境が無かったり長期的なサポートを受けられていない場合

簡易的なチェックを自らで行うだけでも

今行っているウォーミングアップが間違っているか確認をすることができます。

 

 

 

一つ、とても簡単な方法としてウォーミングアップやエクササイズの前に

両足の間隔を少し開けて立ったまま『前屈』と『後屈』を行います。

自分が行いたい運動やルーティン化している動きをした後に

再度『前屈』と『後屈』をしてください。

これで、動きが改善されていれば基本的に問題ありません。

しかし、逆に動きにくい・可動域が狭くなったという場合は

なにかしら使い方やその動作自体に動きを邪魔しているものがあるということになります。

こういった場合、内容を見直さなければいけません。

 

 

 

「何をしたらいいのかわからない。。。」といって

セミナーで習ったエクササイズを一通りやってみる…友達から聞いたストレッチをやってみる…

だけになってしまうのではなく、それが本当に正しいか身体に聞くところまで行ってみてください。

 

友達には必要なエクササイズやウォーミングアップであったとしても

自分には必要のないエクササイズやウォーミングアップかもしれないということ。

 

ウォーミングアップは

最短時間で最大限コンディションが整っていれば何も問題はありません。

『時間』ではなく『質』を求めてみてください。

 

 

 

 

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